からくりアンモラル(森奈津子)
- 作者: 森奈津子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2004/04/23
- メディア: 単行本
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<収録作>
「からくりアンモラル」
「あたしを愛したあたしたち」
「愛玩少年」
「いなくなった猫の話」
「一卵性」
「レプリカント色ざんげ」
「ナルキッソスの娘」
「罪と罰、そして」
以下ネタバレ
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9話中2話百合。
『あたしを愛したあたしたち』
愛らしい容姿をした12歳の藍子が、その夜、ひとりで留守番をしていると、見知らぬ2人の女性が現れた。長い髪の女性と活発そうな少女。しかしよく見ればその2人は自分とよく似ており、そして藍子は…。
『一卵性』
お互いの心を感じることができる双子。しかしいつしか姉の美花の心は離れ、妹の美樹だけが姉の心を感じるだけになった。美樹は、美花に執着し、昔のようになりたいと願う。そのためなら……。
『一卵性』は、男も出てきますが、妹の執着ぐあいや感情の描写が好きです。
『愛玩少年』、『レプリカント色ざんげ』、『罪と罰、そして』も百合と見ていいのかな。
そうすれば9話中5話百合になるんですが、判断しづらいです。
百合なシーンはあります。
どれも切なくてエロいです。
永遠の少女たちに捧げる、愛と性の未来小説。
文庫版には新たに「繰り返される初夜の物語」が収録。
『ゲイシャ笑奴』の「人形たちの秘め事」と同じ舞台設定、成人男性と少女のヘテロSMものらしいです。