奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

電脳娼婦(森奈津子)


電脳娼婦

電脳娼婦




以下ネタバレ

                                • -

6話中1話百合。

たったひとつの冴えたやりかた
レズビアンの間で、〈たったひとつの冴えたやりかた〉を知っているかと聞いてくる美しい女性がいるという噂があった。その女性の名はアヤメ。アヤメは、華子という雇い主によりマゾヒストにとって最高の性的快楽〈たったひとつの冴えたやりかた〉を探し当てるという任務を任されている。女の子に声をかけ様々なプレイを試みるが、華子の求めるものはなく、これ以上〈おしおき〉をされたくないアヤメは……。




シリアスが多い中、『たったひとつの冴えたやりかた』は女性しかいないし軽くギャグっぽいのでオススメ。
華子の秘書である黒田のキャラがいいです♪



あんなところを使って生け花をしてみたり、ロボットペットのドジョウやナマズを使ってあんなことをしたり。
マゾヒストにとっての最高の性的快楽を探そうとしているため、内容はけっこう濃くできていると思います。
でもまあ、森奈津子さんのSMは、痛みではなく恥ずかしさを攻めるものなので、そうゆう趣味のない人でも楽しめるかも。




『黒猫という名の女』にもビアンカップルがいますが、ナイフのシーンが痛くて苦手。





電脳娼婦 (徳間文庫)
文庫版には杉江松恋さんの解説が追加されてます。