群像にて
12月6日発売の小説雑誌『群像』にて、
松浦理英子さんと津村記久子さんの対談が載っていました。
「弱さに寄り添う音楽と小説」
10ページくらいの対談です。
男性が軽い気持ちで腕を掴んでも、女性の方は精神的・肉体的に自由を奪われる。(中略)女であるということは、とりもなおさず、世界の半分が自分よりも圧倒的に強いということで、実はそれはすごく恐ろしく、絶望的なことなのではないかと思います。(p.184)
対談の中で松浦さんが言ってた内容です。
出だしの方で、男女の肉体の差、レイプについても少し話していました。
なかなか印象的な話。
同性愛者だからといって、必ずしも同性の面白い人と出会えるわけではなくて、それなら面白い異性と一緒に暮らしてもいいんじゃないか(p.189)
もう一つ印象的な「ギャグ・パートナー」の話。
恋愛とか関係なく、楽しいから一緒にいたいと思える人。
いいですね。理想ですよ。
以前、ネットのインタビューで松浦さんが、津村記久子さんの『君は永遠にそいつらより若い』がよかったと言っていたので、
今度読んでみようかと思います。