奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

プロフィール(高橋彩)


プロフィール

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<あらすじ>
「わたしの身体は、99%の痛みと、1%の希望でできている。ひねられるのを待ってしたたり落ちる水滴のように痛みをともなってもよじれあいたいと願う千里と美緒の恋愛小説。(帯より)」
大学を卒業して二年近く経つが、やりたいことが見つからない千里は、バイトをしながらとりあえず脚本を書いている。一緒に暮らしてる親友であり恋人である美緒は、役者になるためにバイトをしながら演技の勉強をしていた。しかしある日、美緒は夢のために男と寝てしまった。傷ついた美緒と千里は何かから逃げるようにタイへと行った。タイからインドへ気楽な旅をしながら、同じように旅をしている日本人たちと出会い……。





以下ネタバレ

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あまり「自分は何者になれるんだろう」と考えたことのない店長には、残念ながら千里の考え方に共感できませんでした。


千里が親友である美緒に恋愛感情を抱きはじめる描写とかが好きなんですが、千里の友人の「反骨精神」という言葉のせいか、恋愛小説としてはあまり楽しめませんでしたし、登場人物たちの語りが長過ぎるのがいまいち。


と、言っても読み方はそれぞれですからね。



傷付いた人たちの痛みと希望。



「好きな人への気持ちは熟した桃のよう ぐちゃぐちゃで不恰好だけれど本物なんだよね」
この帯の言葉がなんだか好きです。