奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

文庫版・RUN RUN RUN(山下卓)


RUN RUN RUN (徳間文庫)

RUN RUN RUN (徳間文庫)



<あらすじ>
30歳目前、雑誌の編集をしているマリ子。24歳、キャバ嬢で人生崖っぷちなルナ。17歳、高校二年生のマコト。ある深夜の新宿、年齢も仕事も性格もバラバラな三人は偶然出逢い、お互いのことを何も知らないまま、温泉旅行へ出掛けることになった。それぞれが抱える事情とともに、新潟へと車を走らす。勢いだけで始まった旅だったが……。





以下ネタバレ

                                    • -

図書館で読んでからお気に入りになり、でも絶版だったために入手困難だった『RUN RUN RUN』がついに文庫化されました!


作者の山下卓さんから文庫化の情報をもらったときは、ホント嬉しかったです。
感想とかは前の記事を参考にしてください。
今回はどうでもいい事を書きまくります!w



以前書いたレビューはこちら。
『RUN RUN RUN』のことを書いた当時を振り返った山下卓さんのお話はこちら。
いつもお世話になってる雨傘さんの紹介はこちら。
雨傘さんのところで褒めてもらえました♪




あーホント嬉しいですね。
『RUN RUN RUN』が手元にあるんですよ。
雨傘さんにも気に入ってもらえましたし(^^)
文庫化にあたって嬉しいこと尽くしです。




なんていうか、なんていうか!
マオさん、ありがとうございます!!


Σ(゚□゚;)そこかよ!


いやだって、
前のレビューでマオさんがコメントしてくれなかったら山下卓さんからコメントもらうこともなかったし、
『RUN RUN RUN』の裏ネタも聞けなかったんですもん。




高校二年、十七歳の冬。わたしは魔女にさらわれた。
二十四歳、人生崖っぷち。あたしは深夜のバッティングセンターで捨て猫を拾った。
三十歳リーチ、いまだに自分捜し継続中。私はいきなり後頭部に空き缶をぶつけられた。
――それが、わたしたちの旅のはじまりだった。




あー…読後のこの感じは相変わらず素敵です。


文庫化したんですもん、次はコミックス化ですよね(笑)



満足感でお腹いっぱいになり、ニマニマと「どうしてこんなに女子の微妙な気持ちがわかるんだろう?」という帯を眺めたり、森本晃司さんのカバーイラストを見たり。
そして最後に裏表紙のあらすじを眺める。



(´_ゝ`)ん?



おやおやこれは。
あらすじの文章間違えてますやん。


十七歳、わたしは魔女にさらわれた――高校二年生女子。
二十四歳、人生崖っぷち。あたしは深夜のバッティングセンターで捨て猫を拾った――女性編集者。
三十歳リーチ、いまだに自分捜し継続中。私はいきなり後頭部に空き缶をぶつけられた――キャバクラ嬢



あっはっはっ。
読んだ人はすぐに分かりますよね?
ルナとマリ姉の紹介が逆です。
24歳の編集者だったら、まだまだですやんw
30歳のキャバ嬢って業界的にどうなん?www



増刷かかったときに直してもらえるといいな。



年齢も性格も職業もバラバラの3人の新潟への旅。
百合なの?と聞かれたら、人それぞれ取り方は違うかも。。。と建前では答えますが、
店長的には百合ですよ!!



小説としても充分読みやすく引き込まれる感じがしますので、一読の価値ありです!
今回の文庫化にあたり、加筆・修正はなく、あとがきや解説もないので、あとがき的なものが読みたい人は、上記にリンクした山下卓さんのサイト「小学七年生」を覗いてみてください。