奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

小百合さんの妹は天使 1巻(伊藤ハチ)


〈あらすじ〉
「おねえちゃんだーいすき」
両親の離婚をきっかけに誰からも愛されない、選ばれないと心を閉ざして生きてきた地味な女の子、小百合さん。そんなある日、十三年ぶりに再会した妹の美琴は、なんと天使になっていた…!?
自分と違って可愛い妹にドキドキしたり、ちょっぴり羨ましくなったり…。美琴との同居生活は、小百合さんの心に愛を与えてくれるのか!?



以下ネタバレ

                                                  • -

表紙のイラストから分かるように、眼鏡の地味なお姉ちゃんを押し倒す天使な妹の百合ものです。
帯にある「おねえちゃんの脱いだパジャマ抱きしめながら寝るの♪」「妹の愛が重い…!!」というのも購入ポイントですw



天使って言ってますけど、リアル天使ではないです。人間です。一応。
本人とおねえちゃんにしか見えない、美琴の天使の輪と羽の設定が今後どう影響するのか全然読めないです。
羽のせいで現実系なのかファンタジーなのか微妙なライン。
個人的には羽が無くても充分話はおもしろいんですが、今後の展開に期待。
百合的にも三角関係っぽくなってるので、そこも期待所ですw



個人的に妹萌えする方ではないんですが、この作品は年下好きとしてはツボりそうです。
妹が可愛いというよりも、少し年の離れた女の子って可愛いよねって言いたくなりますw
さすがに小百合さんと美琴みたいに一回り近く離れてると困りますけど。

「私ね、おねえちゃんとお別れしてから十三年間、ずーっとおねえちゃんに会いたかったんだよ。ねぇ、おねえちゃんは?」

こうやって答えを強要してくる…げふんげふん、言ってほしがる年下可愛いですよね。

「おねえちゃん、あのね…一緒に寝よ?」
(…断れる、はずなどなかったのだ。今の私なら可愛い女の子にだまされて壺を買う男の気持ちがよくわかる…あとイルカの絵…)

秋葉原行くと、イルカの絵を買わせようとしてる綺麗なお姉さんいますもんね。
しかも男性にしか声を掛けないというw
店長も騙される気がするので、秋葉原のあそこは遠目で見るだけにして近寄らないようにしてますw

「おねえちゃんの一番好きな人は私じゃないと嫌なの!」
「わ…わかったから…美琴が一番だから…」
「絶対だよ!?私より好きな人作っちゃダメだよ!」

↑ここ!!!
こういう甘えん坊で理不尽な独占欲ってすごく可愛くて好きです!
年下特有ですよね!可愛い!!
ぶはあぁってゴロゴロ転げまわりそうになりましたよ。
だから小悪魔系の女子にいいように扱われる店長なのかもしれませんが!w

「もしおねえちゃんに変なことしたら許さないから。私とおねえちゃんのあいだを引き裂くようなことをしたら…絶対に…許さないんだから」
「…驚いた。その姿は君のお姉さんへの執着と関係あるのかな?」

男鹿くんと美琴、どっちが小百合さんを幸せにするんだろうかってなったら、迷いますね。
男鹿くんは優しいけど、美琴みたいな積極的な方が色々とこじらせてる小百合さんには合ってると思いますし。



描き下ろし漫画が数ページあって、それも可愛かったです。
「私が作ったもの以外食べるの禁止!!」とか涙目で理不尽なこと言ってくるの可愛いです。



ふぅ(*´ω`*)-3
年下好きにはニヤニヤの一冊となりました。
姉妹百合はいろいろと出ていますが、これは特に気に入りましたw
評判がよかったのか、発売数日でアマゾンでは売り切れになりました。
書店でも品薄状態ですので、購入はお早めに。
なかったら増刷をお待ちください。