奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

映画「ラスト・フェイス」


ラスト・フェイス [DVD]

ラスト・フェイス [DVD]




<あらすじ>
西アフリカの内戦地帯。世界中の貧困国に医療援助の資金を提供する組織に属するレン・ピーターソン(シャーリーズ・セロン)は、救援医師のミゲル・レオン(ハビエル・バルデム)と出会う。自らの危険を顧みず、軍事的な暴動の被害者となった患者を助けようとするミゲルの姿に感銘を受けたレンは、彼に惹かれ、2人は過酷な状況下で互いを支え合っていた。しかし、ミゲルのある裏切りが、2人の関係を切り裂き…。



以下ネタバレ

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アデル・エグザルコプロスシャーリーズ・セロンと共演しているということでDVD買いました!
2016年のカンヌでは素敵なイチャイチャっぷりを見せ、世界中を沸かせてくれました。
「シャーリーズセロン アデル カンヌ」で検索すると幸せになれます。
店長も騒ぎました→http://d.hatena.ne.jp/tama-427270/20160523



肝心の本編ですが、カンヌで酷評となり、日本で上映するはずだったのに話が消えました。そんな感じの話です。
今回DVDになってくれて本当に良かった。
アデルの出番がビックリするほど少ないけど。



内戦下で出会った男女の切ない悲恋を描いた作品ということですが、個人的には恋愛パートに重点を置かずに、もっと内線の様子やそこで働く人々の様子を映してほしかったです。
恋愛をしたいのか内戦の残酷さを伝えたいのかどっち!!?
恋愛パートがちょいちょい出てきますが、内戦の現状に胸が痛くなります。
救っても救っても次々と壊されていく地獄のような映像でした。



シャーリーズ・セロン演じるレンは、NPO法人世界の医療団の合同設立者の娘。
現場に行っても、お客様としか扱われない自分にもどかしさを感じているときに、ミゲルと出会います。
現場で面前の命をひたすら救っていくミゲル。
現在と過去が交互に映し出されるので、たまにどっちか分からなくなります。
シャーリーズ・セロンは髪型が変わるので分かるんですけど。



真面目な話ばかり書いてると暗くなっちゃいそうなので、脱線した話をします。
シャーリーズ・セロンが、ミゲルに平手打ちをするシーンで「あれ?グーじゃない?拳で顔面じゃないの?」と思ってしまいましたw
少し前にアトミック・ブロンドを見たせいですね。
シャーリーズ・セロンってアクションのイメージが強いので、怖い若者に絡まれたときやミゲルとケンカしてる時に、やっつけないの??という気分になってしまいますw



あとセロンの眼鏡姿が最高でした。金髪ストレートロングに眼鏡。最高ですね。
それと裸で男性に足を舐められているシーンは見所かなと思っています。
綺麗な肢体を見せ、立っているセロンの足元には、這いつくばって足を舐める男性の姿。
うん、ほんと作品の中でこのシーンいらねぇなって思いましたが。
ミゲルとの蜜月を表してるんだろうけど、イチャラブのところで真顔になります。



あー、それと肝心のアデル。
ぶっちゃけると2回しか出てきません。3回と数えてもいいかもしれないけど、チャプターとしては2回です。
出番少なすぎて、見終わってからアデルのところだけ巻き戻しましたよ。
アデルはシャーリーズ・セロンのいとこ役。
にこやかにハグしたりしてるのが心和みました。
あんな笑顔見せられたらセロン姐さんもキュンとするわな。



そしてアデルは相変わらず愛に生きる女性を演じています。
ファンタジーでも推理ものでもなんでもいいから、ドロドロの恋愛をしていないアデルの映画が見たい。
『ラストフェイス』も医療班になってるから恋愛ないと油断してたら…あーもうあなたはなんでそういうことになるかな!?
恋愛しまくってるパリピみたいな顔してるけどさ!
そんなあなたが好きよ!




カンヌで酷評となっていましたが、個人的には惹きつけられる映画でした。
内戦で苦しんでいる人がいる。
でも自分にはどうすることもできない。
こういうのを見てしまうと、自分の無力さを感じます。
戦争なんてなくなればいいのに。
ふざけた感想を挟んでしまいましたが、仕事でこういう支援の話を読むことがあるので、いつも目を背けてしまいます。
現場に行けるわけもないし、支援ができるほど裕福じゃない。
ただ祈ることしかできないです。