ゆれる人魚
少し前に紹介した「ゆれる人魚」を観てきました。
幻想的で音楽がおもしろくて、とても気に入りました。
公式HP
http://www.yureru-ningyo.jp/
<あらすじ>
1980年代のポーランド・ワルシャワで、人間たちを捕食して生きる美しい人魚姉妹は海からあがりナイトクラブにたどりつく。ストリップやライヴ演奏を披露する大人の社交場で、ふたりは得意のダンスと歌を披露し、すぐにスターになる。そんななか、姉シルバーはベーシストの青年ミーテクと恋に落ちる。初めての恋に浮かれるシルバーだが、妹ゴールデンは、そんな姉を複雑な眼差しで見つめていた。人魚にとって、人間の男は“餌”でしかないからだ。やがてふたりの間に生じた緊張感は限界に達し、残虐で血なまぐさい行為へと彼女たちを駆り立てる……。
以下ネタバレ
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「ゆれる人魚」見てきました!
ポーランド発の現代版人魚姫。
金髪で純粋な姉のシルバーと、黒髪でクールな妹のゴールデン。
ナイトクラブが舞台と言うことと人魚ということで、作中半分以上歌っていました。
しかし詩的な歌詞で、セリフを歌うというよりも感情を詩的に歌っているのでミュージカルとも違ってて、ミュージカル好きにはどう感じられるんだろう。
あと突然歌いだすからミュージカル苦手って思ってる人もどう感じるかな。
前半は人魚の姉妹が人間の世界に行ってしまったという感じで、後半から人魚姫風の展開になっていきます。
姉シルバーがベーシストの青年ミーテクに恋をしてしまい、妹のゴールデンは「人間は餌だから」と姉に忠告します。
妹の忠告に「人間を好きにはならない」と笑っていましたが、シルバーはさらに青年に惹かれていく。
シルバーが遠い存在に感じられ、孤独から暴走し始めるゴールデンは人魚の力で人間を魅了し、その喉元へ牙をむける…。
純粋そうなシルバーと、睨めつけるような視線を送るゴールデンの差がおもしろい。
ポスターにもなってるだけあり、ゴールデンがとても良い。
ゴールデンが女性警官を魅了してそのままベッドへ流れ込むシーンがとてもエロかったですw
普段は人間の姿でいるんですが、コップ一杯の水を足にかけるだけで人魚の姿になってしまい、下半身魚なのにどうするんだろうと思ったけど、そうするのかぁとニヤニヤしちゃいました。
エ・ロ・い。
基本的に姉妹百合ですが、ほんのちょっとある女性警官とのシーンもいいです。
あんまり書くとネタバレになるし、前情報がない状態で見た方がおもしろいので、このくらいで。
シルバーが恋した相手はほんとチャラいなぁって感じです。
幻想的になっているので、たまに意味わかんない展開になりますが、そこ含めて楽しめる人向きです。
少しグロいですし、一応R15作品となってます。
あと姉妹がイルカのような声を出して、2人だけの内緒話をしているシーンが度々あり、それが人間ではないというのを表してておもしろくて好きです。
姉妹の歌がとても良くて、サントラ買ってしまいました。
映画館でもCDショップでも買えます。
ポーランド語ってあまり聞かないのでとても興味深かったです。
- アーティスト: V.A
- 出版社/メーカー: Rambling RECORDS
- 発売日: 2018/01/24
- メディア: CD
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ポーランドの美少女人魚ホラーファンタジー「ゆれる人魚」監督が初来日で驚いたこととは?
http://eiga.com/news/20180209/14/
今回の初来日で、多くの発見があったとうれしそうに語る一方で、驚いたこともあったそう。「ファンタスティックで楽しい経験になりました。ジブリ美術館に行ったり、多くのコスプレイヤーを見ました。若者が性別を超えたような振る舞いをすることにも驚きました。違和感を感じたのは、広告などでの若い女性の扱われ方、描き方。ロリータを意識したような奇妙な感じを受けます。私もこの映画で、社会に利用されている少女性のようなものも見せたかったのですが、純粋な扱いをしたので受け入れられました。このようにヨーロッパでも少女性を描く作品はありますが、性的にフェティッシュなものとして描いたりはしないので、日本の街で見た表現にはショックを受けました」
監督のこのインタビューが印象的でした。
この映画で人魚の胸が丸出しになっているんですが、二人ともそれが当たり前のような素振りでいるため、全然エロくないです。
ツイッターで映画の感想をけっこうリツートしてもらったんですが、胸が丸出しのことに反応してる人が何人かいました。
そういうことかなぁって気もします。
「ゆれる人魚」見てきました。ポーランド発の現代版人魚姫。金髪で純粋な姉のシルバーと、黒髪でクールな妹のゴールデン。作中半分以上歌っているけど、ミュージカルとも違ってて幻想的な雰囲気がとてもよかったです。ゴールデンと女性警官とのベッドシーンはなかなかエロかったです。R15作品。 pic.twitter.com/mEuaACZolR
— 玉葛 (@tamakazura_yuri) 2018年2月17日
「ゆれる人魚」を気に入りすぎて後日パンフレットとサントラ、クッキーを買ってしまいました。クッキーの裏に「内容:2人」と書いてあるのがおもしろいし、よく見ると指から骨が出てるし、なんで人魚が指を持ってるのかが分かると楽しい。芸が細かい。 pic.twitter.com/YOZaIAEi6Z
— 玉葛 (@tamakazura_yuri) 2018年2月18日
百合イラストレーターのシウさんが私のツイートを見て、「ゆれる人魚」を観に行ってくれたそうです!!
うれしい!!
しかも素敵なイラスト描いてくれました!!(姉妹が逆になっているのと名前が間違っているのは、シウさん確認済みです)
ダークファンタジー人魚姫映画「ゆれる人魚」
— シウ (@shiuriri) 2018年2月19日
好みすぎるシーンが沢山ありすぎました… pic.twitter.com/yVPgeYn7RQ
「ゆれる人魚」のイラスト描いていただいてるのを見ると嬉しくなります。
#ゆれる人魚 #TheLure 不健全なポップさが心地よく、生臭さと淀みの濃厚な御伽話。狡猾な獣/初心な乙女、相反する人魚姉妹の葛藤が切ない。妹の蠱惑的な笑み最高!好き♡こんなに甘くて毒々しくかわいいミュージカル映画他にある!?いや、ない。 pic.twitter.com/8KxiMzPdxp
— のしたろ (@noshitaroh) 2018年2月15日
「ゆれる人魚」でゴールデン役を演じたミカリーナ・オルスザンスカ(ミハリーナ・オルシャンスカ)さんの主演の映画「私、オルガ・ヘプナロヴァ」観てみたいな。
去年話題になったのかな?
日本で上映してくれるといいんですが。
チェコスロバキア最後の女性死刑囚を描いた『私、オルガ・ヘプナロヴァ』主演インタビュー
https://i-d.vice.com/jp/article/7xbzjz/the-true-story-of-a-young-female-mass-murderer-in-70s-prague?utm_campaign=sharebutton
あ〜、目がカッコいい。インパクトありますよね。