奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

映画「リメンバー・ミー」

短編映画「アナ雪 家族の思い出」と同時上映中の「リメンバー・ミー」。
思ったよりも素敵な話でちょっと泣きました。
最近のディズニーは恋愛よりも家族に焦点を置いているような気がします。
3月16日(金)より始まっているので、観に行きたい方はお早めに。




<あらすじ>
天才的なギターの才能を持つ少年ミゲルはミュージシャンを夢見ているが、過去の悲しい出来事が原因で、彼の一族には音楽禁止の掟が定められていた。ある日ミゲルは、憧れの伝説的ミュージシャン、デラクルスの霊廟に飾られていたギターを手にしたことをきっかけに、まるでテーマパークのように楽しく美しい「死者の国」へと迷いこんでしまう。ミゲルはそこで出会った陽気で孤独なガイコツのヘクターに協力してもらい、元の世界へ戻る方法を探るが……。




以下ネタバレ

                                                            • -

リメンバー・ミー」、映像がすごく綺麗。
カラフルな世界もだけど、肌や布の質感、水の表現がもうすごすぎて感動です。
オープニングで布が出てくるんですが、それが本物の布のように見えて、映像技術のすごさに驚きます。



もちろん内容もよかったです。
ミゲルのひいひいおばあちゃんであるママ・イメルダの言葉に従い、音楽を一切禁止した家族。
音楽は悪だと決めつける家族に、音楽が好きだとは言えないミゲル。
ママ・イメルダが言ってたからと、ミゲルの言葉は一切聞かず、家業である靴屋の仕事をさせようと必死です。
最初は「家族だから」と呪いの言葉のように繰り返しててゾッとしたんですが、1人じゃないと思わせてくれるのが家族なんだなと思いました。



音楽を認めてほしく、「死者の日」に開かれる音楽イベントに参加しようとするミゲル。
手作りのギターを片手に会場へと向かおうとするが、おばあちゃんにギターを壊されてしまいます。
傷ついたミゲルはそのまま会場へと走っていきます。
しかし、ギターのないミゲルはイベントには参加が出来ません。
そこでミゲルは……。



ここから先は会場でのお楽しみです。
英題が「COCO」に対し、邦題は「リメンバー・ミー」になっています。
このリメンバー・ミーには「私を忘れないで」「私を思い出して」の2つの意味があるそうです。
生きている人に忘れられたとき、死者に二度目の死が訪れる。
ラストでの重要なキーワードになっています。



今回は吹き替えを観に行ったんですが、声優陣をノーチェックで行ったため、エンディングでビックリしました。
ミゲルのひいひいおばあちゃんでるママ・イメルダを演じてたの松雪泰子さん!!
え…、松雪さん大きい声出るんだ…。
歌ってたのも松雪さんなのかな?
もう一回観たい。ちゃんと声を把握した状態で観たい。



日本語吹き替えでも、「オラ(やあ)」「グラシアス(ありがとう)」「アミーゴ(友達)」とメキシコの言葉をそのまま使っているのがよかったです。
吹き替えでも字幕でも楽しめると思うので、ぜひ劇場に足を運んでみてください。
というかあの色使いはほんと綺麗なので劇場の大スクリーンで観て!



【日本語吹き替えキャスト】
ヘクター:藤木直人
イメルダ松雪泰子
エルネスト・デラクルス:橋本さとし
ミゲル:石橋陽彩
パパ:横山だいすけ
フリーダ・カーロ渡辺直美
ママ・ココ:大方斐紗子
男性マリアッチ:大抜卓人
「死者の国」の旅行者:カイミ
ロス・チャチャラコス:シシド・カフカ
コーンを持った男:鈴木拡樹
女性マリアッチ:高柳明音
パパ・フリオ:多田野曜平
フアン・ハノキョーセー:立木文彦
事務官:チョー
お母さん:恒松あゆみ
「死者の国」の旅行者:寺田ちひろ
ロス・チャチャラコス:茂木欣一
修道女:安野希世乃




吹替えでは渡辺直美さんが演じていた芸術家・フリーダ。
眉毛が繋がっていて、自分と同じ顔にメイクしたダンサーを使ってパフォーマンスしていました。
このフリーダ、どこかで聞いたことあると思ったら実在の人物でした。
フリーダの半生を描いた映画「フリーダ」では男性だけではなく、女性との恋愛も楽しんでいた描写があるらしいです。
フリーダ・カーロを検索すると猿の絵も出てきます。
劇中に出ていた猿はそういう意味だったんですね。



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<あらすじ>
メキシコ人の母とドイツ人の父の間にできた4人姉妹の3女として生まれたフリーダ・カーロは奔放な少女時代を過ごす。だが18歳のとき、高校生の彼女はバスに乗っていて路面電車との衝突事故に巻き込まれ、大怪我を負ってしまう。一命は取り留めたものの、この時の後遺症で子供を産めなくなったうえ、重い障害と強い痛みが彼女を苦しめた。寝たきりの生活となった彼女は父の勧めで絵を描き始める。絵の才能を開花させていった彼女は奇跡的な回復を見せた。やがて彼女は壁画の巨匠ディエゴ・リベラに教えを乞うようになり、いつしか2人は恋に落ちるのだったが…。



映画「フリーダ」は今度チェックしよう。