奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

昨日葬儀に行ってきました

昨日、午後半休を使って親友のお父さんの葬儀に行ってきました。
13日に亡くなって、一週間が長く感じました。



18時の葬儀なので、少し早めに行ったら、中にある椅子に座るよう言われました。
18時前なのにけっこう人がいました。
家族葬なので、大人数というわけではないですが。



待っているときに子供の声が遠くから聞こえ、賑やかな声にそちらを振り向くと、親友が子供を連れて入ってきました。
まだ2歳と1歳の小さな子なので、きゃあきゃあ言いながら歩いていました。
2歳のお姉ちゃんが私に気づいてニコニコしてました。
私の顔覚えてるのかな?それとも知らない人が見てるから照れてるだけかな?
あとで親友に聞いたら、「たまは今日来るの?」と私のことを覚えてたそうです。
3月に会ったきりなのによく名前と顔を覚えてたなと感心しました。



親友が通り過ぎる時に「大丈夫?」と聞いたら、「だめ」と答えてました。
父親のことよりも、小さい子どもが元気すぎてダメってことみたいです。
小さい子どもを二人も抱えて歩けばそうなりますよね。



親友のお父さんの同僚や友人ばかりなので、年齢層は高かったです。
周りはあんまり泣いていなかったんですが、私は我慢できずにお経の間、泣いてしまいました。
遊びに行くといつもご飯を作ってくれて、「うまいか?」と目じりを下げて笑っていたおじさん。
物事をはっきり言う人だったのでたまに面倒くさそうだなって思うこともありましたが、会いに行くといつも歓迎してくれたのが嬉しかったです。



お焼香が終わったあと、別室で食事。
親友から「家族葬にするから他の子には言わなくていい」と言われていたので、一人で葬儀に参加してました。
だから一人で食事。
変な言い方をすると、葬儀には慣れているので一人で食事するのは気にならなかったですし、別室に式場を映しているモニターが付いていて、それで親友の様子が見れていたので寂しくはありませんでした。
途中で2歳の子が寝てしまって、ベビーカーで寝かせていましたが、1歳の子が落ち着かなくて、元気に歩き回るから、親友が何度も連れ戻して膝に乗せていました。



参列者もほぼ終わって、そろそろ式が終わるかなぁと見ていたら、私が座っていたテーブル席の人たちが全員帰ってしまって、一人ぽつんと。
そのまま親友が来るのを待っていてもよかったんですが、葬儀屋さんが空いたテーブルに「受付」「親族」と書かれた札を置き始めていて、あ、これはさすがに気まずい…と思って、席を立ちました。
もう少しで式が終わりそうだったので、モニターの見える位置で待機。
ほんとはすぐに帰ってもよかったんですが、親友の顔をちゃんと見たかったから残っていました。
式がもう少しというところで、1歳の子が我慢の限界になってしまったようで、親友が式を抜け出してきました。
知り合いの方に挨拶した後に、私に気が付いて近くに来てくれました。



いつもと変わらない…ということはないんですが、いつも通りの顔をして声を掛けてくれました。
父親を亡くすという気持ちは分かりますし、悲しんでる暇がなく日常を過ごさないといけないというのも分かります。
踏んばらないといけないから、背中をさすってあげることしか出来ません。
親族の人たちや地元の人たちもいるので簡単な挨拶をして帰りました。
親友は「全然食べてないんじゃないか?一緒に食べないか?」と声を掛けてくれましたし、葬儀屋さんも入っていいと言ってくれたのですが、親友と話しをしたそうにしている地元の友達がいたので、また後日遊びに行くからと遠慮させてもらいました。



帰り道また少し泣いてしまいました。
葬式は慣れましたが、人が亡くなることに慣れることはありません。
ふとしたときにその人がいない現実が心に影を落とします。



葬儀の後に親友から「やっぱ安心感が違うわーキミの顔見ると」と嬉しいLINEが来ました。
私も親友の顔を見たらほっとしました。
いつももらってばかりで、私は親友に何かを返せているのだろうか。
とてもとても大切な人。
側にいて、一緒に歩むことが無理だとしても、何かあればすぐに駆けつけたい。