奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

歳だから仕方ないにしても

なんていうかもう、、、
昨日、91歳になる祖母が「夜の10時とか11時に人が来る…」と話し出し、何度も聞かされてる母は「そんな人いない。痴呆、痴呆なのよ」と苛立つ。
「そういう言い方はしない方がいいよ」と制する私。
毎日のように聞かされている母にとってはうんざりすることだから、平日の夜と休日しかいない私がこういうときに話を聞くようにしている。
別に母に優しくしてあげてとは言わない。
休日にほんの少し話す私でさえ、怒鳴りそうになるくらい、祖母の言い方は神経を逆なでる。
母が苛立つ気持ちは十分に分かる。



祖母の話によると、22時や23時、ときには0時過ぎに誰かが家に来るらしい。
そして、祖母がリビングに来ると母や私がその人を隠してしまうらしい。
もちろんそんな人はいない。



「そんな夜中に誰も来ないよ。その時間は私と母さんがお風呂に入っていたり、テレビを見てるだけだよ」
「誰か来てる」
「テレビの音じゃない?私と母さんが会話してる声とか?」
「耳が悪いからテレビの音なんて聞こえない」
(じゃあ、誰か来てても聞こえないじゃん)
「その人、うちに来て何してるの?」
「この間、お母さんが『この鍵を使ってください』って話してる声が聞こえて、鍵を渡してた」
「ばあちゃん、夜中に寝たり起きたりするから夢とごっちゃになってるんじゃない?」
「違う。私が確認しようとすると隠す。ばあちゃん起き上がるのが遅いから、その間に別の部屋や2階に隠しちゃう」
「隠してないよ。信じてもらうしか出来ない」
「信じたとしても、私が見ていないところでやられてたら、何を信じればいいのかわからない」
(その通りだな)
「何かあってからじゃ遅いのよ。大事になったら大変」
「何もないよ」
「お母さんがさっき2階に上がって行ったのも、聞かれるとまずいからでしょ?」
「違うよ。母さんは、ばあちゃんに何度も話してるのに信用してくれないから怒っちゃってるんだよ」
「あんた達も無理に起きていないで、早く寝ればいいのに」
「無理に起きてないよ。テレビ見てるから起きてるだけだよ」
「毎日遅くまで起きてるなんて、疲れちゃうでしょ」
「私の帰りが遅くて、ご飯食べるのも遅いの。すぐに眠れないんだよ」
「おばあちゃんは奥の部屋に追いやられちゃう。出てくるなって締め出される」
「じゃあ今度から10時か11時までには寝るようにするから。それまでばあちゃんも寝ないでリビングで一緒にテレビ見てようよ」
「毎日そんな遅くまで起きていられない」
「1週間でも10日でもいいよ、誰も来ないって納得するまで起きてよう」
「あんた達がさっさと寝れば…」
「うん、すぐに寝るから」



この後もなんだかんだごねて、30分近く説得してました。
今後は私と母さんが22時に寝る代わりに、祖母は22時まで起きることになりました。



話が終わると、祖母は早々にお風呂に入ろうとする。
いや、風呂焚いてねーし。
急いで焚いて、背中を流すために2階に上がっていた母が下りてきた。
うんざりしている母。



お風呂から上がると、祖母はパジャマの上に上着を着てリビングに。
シン・ゴジラ』見たかったんだけど、ばあちゃん見るの???
祖母がリビングに来ると、母が入れ替わりにお風呂へ。
「母さん、お腹壊しちゃったから、今日はお風呂入ったらすぐに寝るって。私も10時になったら寝るよ」と説明。



母がお風呂から出たら、すぐに私もお風呂へ。
祖母と話しててイライラしたため、気分転換のために入浴剤入れて、ソルトマッサージして、ヘアパックの準備していたら、母親が浴室をノック。
「早く出てよ。リビングでふんぞり返ってるばあちゃんと一緒なんていやだよ」と本気で怯えるように言ってきます。
ばあちゃん、私相手だとまだマシだけど、母に向かってはもう疑いの目を向けるから、じっと見張るようにしてるんですよね。
「さっき、母さんは先に寝るって説明したから、おやすみって声かけて2階に上がってていいよ」と説明。
「なんだ、そうなの」とさっさと出て行く母。
事前に寝るって言っておいてよかったわ。



リビングに行くと、『シン・ゴジラ』を見てる祖母。
この映画、早口で喋るから内容理解できないだろと思いつつ、22時になるまでリビングで待機。



22時になったから寝ると祖母に伝えると、ストーブとか消すから大丈夫と答える。
(まだ起きてるつもりかよ)
「わかった、先に寝るね」と2階に上がる。
母親に状況説明。
今後は22時頃に寝ないとダメみたいと。


母は22時半くらいになった頃にまだリビングからテレビの音がしたため、「まだ起きてるよ。寝るように言ってきたら?」と。
「納得するまで寝ないよ。23時半になっても起きてたら声かける」
「…わかった」
なんだかんだ言っても、心配する母。
結局祖母は23時まで起きていました。
とりあえず1週間はこんな感じなんだろうな。
一人暮らししたくても、正直こんな状態じゃあ家を出づらい。
でもやっと一人暮らしの決意をしたので、準備はしたいと思います。



朝、母が「おばあちゃん、昨日洋服着てた?洋服来て、帽子被って、電気付けたまま寝てるんだけど」と。
祖母にしか見えない誰かがいるのかなぁ。
前にも女の人が部屋に立ってたとか言ってたし。
認知症の対策についてネットで調べてみよう。。。