The mask club(村上龍)

THE MASK CLUB (幻冬舎文庫)

<あらすじ>
恋人のミキを追い、あるマンションに忍び込んだ「わたし」は、何者かに殺され「死者」となった。「わたし」がいるその部屋では、ミキを含めた７人の女たちのＳＭレズビアンパーティーが開かれている。彼女たちは一体なんなのだろう。「わたし」は彼女たちの失われた過去と真実を知ることになる。奇妙な絆で結ばれた７人の女性の仮面に隠されているものとは……。

以下ネタバレ

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村上龍さんの作品は初めて読みましたが・・・うーん、不思議な感じ。

男性である「わたし」視点で話が進むし、心的外傷の話も出るので、ビアンものかどうかは微妙なところ。
っていうか、ＳＭレズビアンパーティーという割にそっちメインじゃないんですよね。まあそのプレイに秘密があるっていうんですが。
恋愛感情があるわけでもないし、プレイを細かく描写してるわけでもないので、ビアンとして読まない方がいいかも。

レズビアンものというよりは、小説として楽しむのが一番ですね。
一度引き込まれれば一気に読めると思うんですが、独特な感じの文章なので好き嫌いが分かれるかもしれません。

店長的に好みの作品ではなかったですね。
文章の挑戦みたいな感じはおもしろいんですけど。