ルー=ガルー 1巻(樋口彰彦)
- 作者: 樋口彰彦,京極夏彦
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2007/09/20
- メディア: コミック
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<あらすじ>
21世紀半ば、全世界規模の疫病災害により人類は大きな打撃を受けた…それから20年、徹底的に保護・管理され「死」や「血」を匂いですら感じられない「平和」で「安全」な社会や学校…ネットワークの終端でただ生きている子供たち。だがその安寧は血なまぐさい連続猟奇殺人によって脆くも崩れ去る。友を、そして自分自身を守るために少女たちは戦う……!
以下ネタバレ
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以前から、原作が百合っぽいという噂を聞いてたんですが、分厚くて読むのをためらってたんですよね。
楽しみにしていた漫画版ですが、220ページくらいあるのにこのお値段はお得。内容もおもしろいですし。
設定は、近未来。端末の腕輪をはめて生活する少女たちの話。
主人公・葉月は、接触型コミュニケーション障害のせいで、他人と接触したり精神が不安定になると鼻血を出してしまう。
過去に「パイド・バイパー」という感染症が流行ったせいで、皆が血を恐れている。
はい、そんな設定の中での百合展開!
美緒が葉月に抱きついたせいで、葉月が鼻血を出してしまう。血に驚いて離れた美緒に対し、「だいじょうぶ。おちついて」と鼻血を拭いてくれる歩未。
歩未と初めて逢ったときのことを思い出し、目をハートマークにしてドキドキしながら鼻血をぼたぼた垂らしてる葉月は笑えるw
あと、「けものの匂いがする」という歩未の手の匂いを嗅いだときにドキドキしてしまい、鼻血を出してしまう葉月とか。
夜に広い家でひとりで寂しくいたら、美緒たちが遊びに来くれて、嬉しくて鼻血を出してしまったり。
・・・うん、やっぱり注目は葉月の鼻血ネタなんでしょうねw
一応友情百合ってことで。
でも、葉月と歩未も外せない感じですよね。
「ともだち」。今では光を失ってしまった言葉。違和感のある言葉―。じゃあ私たちのこの関係は、この感情は、なんと呼べばいいのだろう。
物理接触やいつも一緒にいることを変だと感じる時代だからこそ、少女たちの絆が感じられる良い作品です。近未来SFというのも店長好み♪
ぜひとも原作の方も読んでみたいです♪