花の寝床(松本侑子)

花の寝床 (集英社文庫)

<あらすじ>
５話中１話百合。
『防波堤』学生時代からの親友・美佳が結婚を決めた。ウェディングドレスを見に行くという美佳の付き添いの電車の中、葉子は一年前の地震があった夜を思い出していた。美佳の気持ちを知り、自分の気持ちを知ってしまったあの夜。だけど葉子は……。

以下ネタバレ

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抱きしめ合い、口づけをし、「愛してる」と言ったあの夜。しかし、戸惑い、なかったことにしようとするうちに・・・。

葉子が自己分析しているところ、ちょっとだけ気持ちわかります。
自分は本当に男を愛していたのだろうか、今まで女性をどんな風に見ていたのだろうか。３０になって知る新たな自分。

だけど、やたら男と女を比べたりしてるところはちょっと、、、(^^;)
手のひらを返したように男嫌いになっちゃうんだもんなぁ。

でもまあ、レズビアンも十人十色、いろんな恋愛の形がありますから、ありっちゃありですよね。

ドキドキしてるときの描写は好きです。

22ページと短いので、すぐに読めてしまいます。
短編自体もそんなに厚くないのでちょっと短く感じました。
他の４話はすべて男女の恋愛です。さまざまな愛のかたちを美しく激しく描く恋愛小説。