奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

少女革命ウテナ


少女革命ウテナ L’Apocalypse:1 [DVD]

少女革命ウテナ L’Apocalypse:1 [DVD]



<あらすじ>
幼い頃に両親を亡くし、悲しみの淵にいたウテナを救ってくれたのは、白馬の王子様。「その気高さを失わないで…」王子様に憧れたウテナは、王子様のようになりたいと願い、男装するようになる。
数年後、鳳学園に入学したウテナは、王子様からもらった指輪と同じ指輪を持つ生徒会役員たちに出会う。そして、「世界を革命する力」を求める生徒会と「薔薇の花嫁」を賭けた決闘に巻き込まれていくのだったが……。






以下ネタバレ

                            • -

「薔薇の花嫁」であるアンシーを手に入れたウテナが、毎回アンシーを賭けて決闘を行うという話。
一応学園ものw
「薔薇の花嫁」とか「革命する者」とか「世界の果て」とかなに?って感じですが、そこは見てのお楽しみ。




テレビで放送されていたのは、店長が小学校の頃。
当時は内容の難しさと独特な絵が苦手で、まともに最後まで見てませんでした。



ですが、百合キャラ樹璃先輩が気に入ってました。
誰にも言えない友人への恋心。
むふっ(´∀`人)


樹璃先輩が気に入ってたということは、当時から自分には百合資質があったということですかねw





しかーし、
当時の自分はまだまだ甘い!
この作品のメインであるウテナ×アンシーに興味を持たないなんてっ!
後半のEDは百合度高過ぎ!




うん、だけど実を言うと、改めて見てもウテナ×アンシーはそんなに興味なかったんですよね。
ウテナのあの主人公特有の優柔不断さがあまり好きじゃないんです。
強引にされるとついふらふらとしてしまい、男たちによって「王子様」から「女の子」へと変えられてしまう。
まあそれも物語にとって重要ポイントなんですけど。
それに、何も知らないくせにきれい事ばかり述べる姿には反吐が・・・おっと失礼。





ですが、最後の最後でウテナが光ります。
ウテナがした小さい頃の約束には涙が出ますね。


アンシーを救ってやれるのはおまえだけだよ°・(ノД`)・°・


キモい( ´д`)=〇)´ν゜)・;'。今日は謝らん



ウテナの純粋さ、一途さが物語を盛り上げてくれます。





今回、ケーブルで再放送されていたんですが、たまに親がいるときはヤバいです。
アンシーが「私は薔薇の花嫁ですから」と言うたんびにお母様が、「なんで女同士なのに花嫁なの?」と聞いてくるので、
「そうゆう役職なんだよ。別に結婚するわけじゃないから」としか言いようがないです。
そしてエロスを含ませている描写があるときは冷や冷やですよ。
男と女ならいいさ、ベットシーンでもなんでも!
でも、男同士で胸をはだけさせて寝そべったり、会話をしながら女同士で指を絡ませていたら、店長言葉に詰まりますって!
どんな顔してればいいの°・(ノД`)・°・




そんな『少女革命ウテナ』ですが、シリアスだけでなく、たまにやるギャグもおもしろいです。
アンシーの友だちのチュチュ(猿)とか最高に笑えます。



それと映像としても最高ですね。
毎回閑話などにやる「かしらかしらご存知かしら」の影絵。ふたりの女の子が、噂話のように会話するんですが、やってることはチンプンカンプンなギャグにしか見えません。ですが、その回のテーマを表してるんですよね。


樹璃先輩の回が一番わかりやすいかも。


影絵が、動物園に行き、パンダも居ない動物園なんて、と馬鹿にしていたが、実はめちゃくちゃパンダが見たかったというオチ。
奇跡なんて有り得ないと否定した樹璃先輩は、誰よりも奇跡を求めていたというオチ。


ね?
映像分析の授業を受けていたせいか、すごく分析したくなります。





全39話で、最初の方は少女漫画の雰囲気が強くてあんまりおもしろくないかもしれませんが、回を重ねるごとに段々とおもしろくなっていくのが素敵です。
男と女、女と女、男と男、兄と妹、いろんな要素を含んだ作品で、話が進につれ次第に明かされる謎。とても興味深いものです。



ウテナが革命するものとは。
少女と少女の物語。



映画版もあるそうなので、機会があれば是非みたいです。
噂では、テレビ版よりもすごい百合展開があるらしい。。。