ささめきこと 1巻(いけだたかし)
- 作者: いけだたかし
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2007/12/22
- メディア: コミック
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<あらすじ>
「誰にでも「ささめく」べき秘密がある…けして口にはでかないこの気持ち――(帯より)」
成績優秀スポーツ万能な女子高生・純夏は、親友の風間に恋をしている。その風間も「女の子が好きな女の子」ではあるが、純夏の気持ちにはまったく気づかず、ほかの可愛い女の子たちに恋をしていて……。
以下ネタバレ
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新しい百合漫画が登場しました!
軽く学園コメディといった感じなんですが、読み切りの予定で作られたという1話目は切なくてかなりの破壊力を持ってます。
「――私の恋は孤島の花。人知れず咲き、人知れず散る」
村雨純夏(すみか)の親友である風間汐(うしお)は女の子を好きになる。
今恋をしているのは図書委員の先輩。
浮かれている風間に、ついキツい言葉を浴びせてしまう純夏。しかし内心では、その言葉は自分にも当てはまることを知っている。
「……本当、バカな事だと思う」
早く仲直りをしたいと思う純夏だが。
「――コワイよね。好きって言ったらトモダチじゃなくなっちゃうんだもんね」
そして一方風間は、放課後の図書室で先輩と2人っきりになり・・・。
うはぁ、なんだこれ、なんだこれ(*´∀`)=3
落ち着け( ´д`)=〇)´ν゜)・;'。いつでも沈着冷静
堪えきれない先輩の涙、溢れ出す風間の涙、静かに流れ落ちる純夏の涙、胸に沁みます。
この人の泣き顔の描き方いいですね。
風間に「……ずっと友達でいてね?」と言われ、「……うん」と答える純夏。
(……痛い。痛いよ、風間)
くはぁ〜°・(ノД`)・°・
風間と仲直りして、友達とお昼を食べてるときに、思わず零れた涙。
「私の恋は孤島の花。咲いて実りのあるじゃなし」
うわぁうわぁうわぁ°・(ノД`)・°・
うっさい( ´д`)=〇)´ν゜)・;'。
1話目のほとんどを書いちゃいましたが、ホントよかったんですよ!
図書委員の先輩や読者モデルの娘に恋をする風間を見つめることしかできない純夏は切ないです。
そして、蛇足として各話についてる1ページ漫画もなかなか。
特に蛇足6の図書で残るという風間に、自分も残るという純夏。「えー?悪いよ、わざわざ」「ううん、いいよ。待つよ」ってセリフが。
°・(ノД`)・°・
あーそうそう、切ないだけでなく、最初に書きました通り、学園コメディなのでお間違いのないように。
純夏に恋してる女装くんが出たり、キャラの濃い百合カップルも出てきます。
百合カップルが純夏に目をつけ、一緒に「女子部」を作ろうと持ちかけたり、純夏の恋を成功させるため、ドジッ子の特訓だと言って、純夏にバナナの皮を踏ませようとしたりします。
2話以降はこんなノリなので、ほのぼの百合コメディとして楽しんでください。