恋愛ラボ 1巻(宮原るり)
- 作者: 宮原るり
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2008/03/07
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 112回
- この商品を含むブログ (89件) を見る
<あらすじ>
4コマ。
お嬢様が多く通うことで有名な藤崎女子中学校。おだやかな学校生活に不真面目生徒のリコは退屈を感じていた。そんなある日、先生に頼まれ、「藤姫様」と呼ばれる美人生徒会長のマキに書類を届けることに。生徒会室の扉を開くとそこには抱き枕にキスするマキの姿。生徒の憧れの存在であるマキの秘密を知ってしまったリコは、なぜか恋の研究を手伝うことになり……。
以下ネタバレ
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
カラー4コマ『となりのネネコさん』などで知られる宮原るりさんのモノクロ4コマ。
優等生の秘密のキスシーンを見てしまったことから始まる関係は『マルスのキス』に似てますが、『恋愛ラボ』の場合、なにが違うって、キスの相手が抱き枕にペイントされたダッキーってことと、優等生の妄想力がハンパないことでしょうねwww
女の子しか出ないので、友情百合と考えてもいいんですが、それを超える笑いがありますwww
例えば手のつなぎ方の研究では、
「では「付き合って2週間、友達からはじまった恋、照れくさくて恋人っぽくなれない」感じで」
「具体的だな」
もじもじするマキ。
「……まさか私達が付き合うなんてねー」
(そんなとこからはじまるのか)
「ねぇ覚えてる?あの日の海…」
「知るかよ」
「ひどい!あれから恋が芽生えたのに」
「だから知るかよ」
「なによ!手も握らず私に気をつかわせて。女の気持ち、全然わかってない!このヘタレ!!」
マキの迫真の演技に、つい女の感傷に振り回される男の気持ちがわかってしまい、マキを殴るリコ。
ハンカチ落として拾ってもらおう大作戦では、
「この作戦はあくまでさり気なく!そっと落として…声をかけられたら、逃げる!!!」
「さり気なくはどこいった」
「無邪気に街を駆ける2人…」
「付き合いいーなぁ、この男」
「気付けばそこは岬の花畑…」
「逃げすぎだろ!」
「やっと、つかまえた…!好きだ…っ」
「待て―――い!!!」
「藤姫様」と呼ばれる優等生の凄まじいボケ、「ワイルドの君」と呼ばれる問題児の的確なツッコミ、最高に笑えます!
曲がり角での上手なぶつかり方、手のつなぎ方、魅力的なうなじの見せ方、ドジっ娘研究など、爆笑必至の恋レッスン。
ふつうを飛び越えた恋を妄想する生徒会長のマキ。
会長の秘密を知ってしまったことから、会長補佐になったリコ。
人と目も合わせられないほど恥ずかしがり屋の書記・スズ。
頑張り屋だけど空回りする元・生徒会長のエノ。
お金大好きでなに考えてるのかわからない会計・サヨ。
間男になったり神になったり公爵になったりする抱き枕のダッキー。
個性豊かな登場人物、最高に笑えます!
しかし、スズの兄貴が『みそララ』のあの人とは……。
百合抜きでもかなりのオススメ作品です。
書店で見かけたら、裏表紙を見てください。
どんな漫画かわかると思います。
それと、読むときはひとりのときがいいですよ。
公共の場では危険です。
ここから第1話が読めます。