GIRL×GIRL×BOY−乙女の祈り− (KUJIRA)
GIRL×GIRL×BOY―乙女の祈り― (アクションコミックス)
- 作者: KUJIRA
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/04/28
- メディア: コミック
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<あらすじ>
小学生のときに男子にいじめられていた風花。いつも男子から守ってくれていた利理と同じ位置にいたいと願い、ついにその想いは結ばれた。恋人として幸せな日々を過ごしていたはずなのに、ある日利理が「好きな男の子ができた」と言ってきた。その男の子とは風花を散々いじめていた一太。それだけでショックなのに、一太はきれいになった風花のことを好きになったと言い……。
以下ネタバレ
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題名のとおり、恋人だった利理が好きな風花×一太を好きになった利理×風花を好きになった一太の三角関係を描いています。
こんなに好きだと思っていても、好きな人は別の誰かが好き。
誰も傷付かない、さんにん共笑顔でいられる方法はあるのか?
好きな人の幸せを願うなら…。
読み切りだった作品が連載に繋がったせいか、この「さんにん」の関係がどうなるか、まったく読めない作品でした。
それに作者がネームで苦労したということもあり、毎回手探りのような展開ではありましたね。
特に利理の言動は意味深なものが多くて、その意図がまったくわかりませんでした。
ほんとにネタバレ言うと、素晴らしい百合エンドでした。
作者があとがきで「利理への想いをただ単なる同性への憧れ…いままでありがとうわたし幸せになるわ!っなんてものすごくイヤだなぁと思いまして。」と書いてあるだけありますね。
風花の利理への気持ちはリアルで、利理の将来への不安もリアルで、両想いだから幸せになれるとは限らないってことですよね。
風花が利理を好きだと知っても、風花を好きでい続けた一太はすごいですね。そしてふたりを応援するようになって、、、いい奴です!
新しい百合作品だと言えます。
ふたりだけじゃなく、さんにんだからこそ乗り越えられることもある。
是非とも一読を。オススメです。