雲南の妻(村田喜代子)
- 作者: 村田喜代子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/09
- メディア: 単行本
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<あらすじ>
「この契りは永遠に…。女が女を娶る。中国雲南の奥深い地で過ごした忘れ得ぬふたりの愛の生活。奇妙な同性婚、傑作長篇小説。(帯より)」
夫の仕事の関係で中国に住む「わたし」。藍染の仕事だけでなく、少数民族の茶の仕入れもしてみたいと言った夫に、通訳として雇っている娘・英姫(インジ)はわたしとの結婚を提案する。少数民族の中には、女同士の結婚の習慣が残っているところもあるという。わたしが少数民族の身内になれば、茶が手に入る。そのときは笑い話として終わったが、後日英姫の方から……。
以下ネタバレ
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けっこう前に買ったのに、部屋に詰まれたまま、なかなか読んでなかった作品です。
もう少し早く読んでればよかったです(>_<)
たぶん今は絶版になっているので、手に入りづらいかも。
話は、38歳の人妻が、若い中国人の娘と結婚するというもの。
主人公「わたし」は、智彦の妻であり、英姫の夫となる。
奇妙な三人の関係。
と言っても、同性愛者の結婚ではなく、友情としての結婚ということで、百合としてはどうでしょう。
店長的には「わたし」のことを好きだと思っている英姫の描写は気に入ってます。
文章がきれいで読みやすいのでオススメです。