奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

花やしきの住人たち 1巻(桂明日香)



<あらすじ>
遊び人の父と二人暮らしをしている桜 安芸(さくら あき)。ある日、家に帰ると置き手紙を残して父が失踪。安芸は父を捜して、聖花女子高の理事長を務める祖父の下を訪れる。強引な祖父は、安芸を自分の後継者にするため、聖花女子寮、通称「花やしき」に住むことを命じるのだが……。



以下ネタバレ

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主人公(♂)が女子寮に住むなんて、ハーレム漫画の定番ですよね。
どこに百合が?って感じなんですが、ヒロイン・れんげの友人、あやめがなかなか。


2話目で登場したとき、さりげなくれんげの首筋や腰に手を回したり、
れんげが安芸に告白したと言ったら、安芸に冷たくあたったり。





しかし、そうなんですよ!
れんげは安芸を好きになってしまっているので、あやめの想いが叶う気がしないのが残念。



3話目の痴漢騒動のときに、あやめがれんげに安芸のどこがそんなに好きなのかという会話で、
「あやめちゃんは人を好きになるのに理由あるのー?」
と聞いてきたれんげの手を取り、自分の髪にあてるあやめ。
「…そうね。理由なんてないのかもしれない」



男嫌いのあやめ。作品中に何度も自分の髪に触れるんですよね。
何か意味があるんでしょうけど。




その後登場した杜若(かきつばた)も、
(…相変わらずれんげにだけは髪を触れさせるんだな)
などと言ってますし。





このあやめの髪と父親との過去が、今後の百合展開のポイントになります。
巻末の予告載ってたんですが、
安芸があやめに○○!?
みたいな展開になるようですし、次巻で百合度がどう変わるのか。


れんげの「好きな人」=○○○みたいな図式はガチっぽいので期待したいんですが。





肉大好きヒロイン、訳あり百合っ娘、女装めがね男子、権力的な寮長、個性豊かなキャラクターがいる「花やしき」。興味があれば是非。