奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

官能系とかね

相変わらず何か良い百合小説がないか検索中の店長です。
雑食なのか偏食なのか分かりませんが、これだ!と思うやつじゃないとなかなか読み進められません。

少女たちの羅針盤』もけっこう気になる内容なんですけどね。



検索を進めていたら、官能小説家である藍川京さんの作品で面白そうなのが。

『ケモノと仔猫と花びらと』
  ケモノと仔猫と花びらと (宝島社文庫)
<あらすじ>
主人公・香那恵は高級クラブのママ。仔猫のあどけなさを感じさせる亜美は、そんなママを想って店に通う常連客だ。レズっ気のない彼女だったが、客として、仲良くしているうちに淫謀が芽生える。それは、この亜美を献上品として差し出すことで、気まぐれな愛人・龍崎を満足させる、というものだった。しかしいつしか亜美への愛情にも気付いた香那恵は、ついに3人での夜を迎える…。


男が絡む系はいまいちなんですけど、ちょっと気になる内容ではあります。
最後には女性を選ぶオチで行ってほしいです。



藍川京さんといえば、他にも三角関係っぽいの書いてましたね。

『同窓会』
  同窓会 (幻冬舎アウトロー文庫)
<あらすじ>
園華女子高書道部に受けつがれる夏合宿の儀式。上級生が下級生を上半身裸にし水を含んだ毛筆で背中に万葉集古今集の恋の歌を書き、それを当てさせるのだ。くすぐったさと怪しい快感に身悶えする千里は三年生の沙千子にすべてを捧げた。だがその後、沙千子は千里を裏切り一方的に離れていく…。それから七年後の再会。千里の復讐が始まる。


面白そうな内容だなぁと思いつつ、これも読み途中でした。
百合度は高かったと記憶してるんですが、男の描写がややウザくて……。




そういえば、藍川京さんって女性だったんですね。
勝手に男性だと思い込んでいて、帯に女流作家と書いてあるのを見てびっくり。
個人的にやっぱり女性が書くレズビアン小説が好きです。
女性が描く女性って、綺麗で、内側のどろっとしてるけどさっぱりしてる感じが上手く描かれていていいんですよ。



藍川さん、丸々一冊女性同士の内容で書いてくれませんかね。
やっぱり出版社がおっさん系だから難しいんでしょうか。
そう考えると、おっさん系出版社で100%百合官能を書いてる森奈津子さんはすごいですよね。



森奈津子さんも藍川京さんも官能小説なので、苦手な人は気をつけてください。