奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

マンゴスチン

昨日紹介させてもらった『マンゴスチンの恋人』。
あらすじを調べたらけっこうガチでした。
ガチっていうか、セクマイの恋愛小説なんだと思います。



 マンゴスチンの恋人

<あらすじ>
薄っぺらな好きなら、こんなに心は痛まない

高校2年生の季里子は幼い頃のトラウマが原因でいまだ恋を知らず悩んでいた。クラスメイトの勇司から繰り返し告白されてもその気になれなかったが、ある日出会った人妻・笙子に心を動かされ、肌を重ねるようになる。季里子と同じクラスの実森は、学校一の美少女。恋人の女癖の悪さにウンザリしていたところに、存在感の薄いオタクの雪村から体の変化についての悩みを打ち明けられる。彼の悩みを聞きながら、実森は雪村の人柄に信頼を寄せていく。実森の友人・葵は、援交相手から脅迫され、追いつめられていた。謎のクラスメイト・魚住の弱みを握っていた葵は、魚住を脅して協力を仰ごうとするが、魚住から逆に脅され、ある計画の協力者になることを要求される。生物教師の梢は同性愛者であることをカミングアウトするべきか悩んでいた。受け持ちの女生徒・季里子がつけていたアクセサリーを見て、梢はそれがかつて自分の元を去って行った恋人が作ったものだと直感し、彼女に会いに行く……。
多感な青春期に心は揺れ傷つきながらも、人を好きにならずにいられないセクシャルマイノリティの男女のそれぞれの恋を描いた、第12回小学館文庫小説賞受賞作。


ややネタバレなあらすじですよね。
まあ読んでいる途中でなんとなく気づいちゃう部分ではありますけど。
小学館文庫小説賞受賞作を取ったということで、公式HPが出来てました。
http://www.shogakukan.co.jp/pr/mangosteen/



「わたしマンゴスチンになりたい。雄がいなくても子供ができるから」
「本当のことが言えるなら嘘なんて必要ねえだろ」
「あんたたちの好きやかわいいは薄っぺらいんだよ」
「同性愛を異常とするのは、左利きの人を異常とするのと同じよ」



この女教師の「同性愛を異常とするのは、左利きの人を異常とするのと同じ」がなんだか嬉しいです。
作者である遠野りりこさん、資料として『セクシャルマイノリティ』や『先生のレズビアン宣言』を使ってくれてるので、ちゃんと考えてくれてのセリフですよね。



まだ表題作しか読んでいないので、続きが楽しみです。
8月29日に発売したばかりなので、まだ本屋さんに置いてあるはずなので、試しに手にとってみてください。
amazonでは品薄状態でしたけど、、、)







しかし、「同性愛を異常とするのは、左利きの人を異常とするのと同じ」というセリフを見ちゃったら、こう、ムラムラっと、カミングアウトをしてしまおうかという衝動に、、、
疲れが溜まって気分が落ち込んでいるせいでしょうか。
破壊衝動と言いますか、自暴自棄と言いますか。
何かを変えたい衝動がムラムラと……この場合、ムラムラじゃなくて沸々とって言うんですかねw



mixiでは「ゲイ・ビアン・バイ受け入れる人」に続いて「フェム×フェム」のコミュに入りました。
頑張った、自分!
マイミクはほぼリア友なので、反応にドキドキしてる日々です。
気づいてるのかな?まだ気づいてないのかな?
次は「自分は自分 ゲイ&レズビアン」ですかね。
うわっ、さすがにこれは勇気がいるかも!



勇気はいりますけど、セクマイの友達ほしいですからね。
それに友達にも受け入れてもらいたいですし。