奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

ジャケ買いしそうになる

毎度のことながら、本屋の小説コーナーでは百合センサー(第六感)を発動させながら、目を皿のようにして百合作品を探しています。


ふと、気になる作品が。



加藤千恵さんの
『その桃は、桃の味しかしない』


 その桃は、桃の味しかしない




なかなか面白い題名で。
しかも表紙は、柚木麻子さんの『嘆きの美女』の表紙を描いた網中いづるさん。
ほうほう(・∀・)



「恋敵と食べるごはんは、けっこう、美味しい。」
同じマンションでルームシェアをしている、まひるとわたし。
共通点は、同じ男性の愛人であること。

帯にも面白い煽りが書いてあります。
ヤバイ、こういう内容好きだ!
女性同士の歪んだ関係って、愛でも憎でもおいしくいただけます!
つか、この雰囲気だと、憎というよりも奇妙な友情関係って感じか!?



そして興奮気味に手に取った瞬間、



Σ( ̄□ ̄)こ、これは!



手触りがいい!



( ´д`)=〇)´ν゚)・;'。



いや、アホみたいなところで感動してますが、カバーを凝った作品は、いつまでも手元に残しておきたいと思えるものです。
(今回のはカバーではなく、帯が凝ってたんですが。高そうな紙使ってんなぁ)
個人的にいいなぁと思っているカバーは、千頭ひなたさんの『ダンボールボートで海岸』のダンボール風のカバー、琴音さんの『愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ』のシースルーなカバー、豊島ミホさんの『リリィの籠』の乙女ちっくなカバー。
手が込んでておもしろいですよねぇ。



あと、凝ってなくても、カバーのイラストが好きだと手放せないですよね。
柴崎友香さんの『青空感傷ツアー』が個人的にあんまりおもしろくなかったんですが、単行本のカバーが好きで手放せません。



7&yの書店をやってから、本の装丁や帯がめっちゃ好きになりました。
文庫の方が安いし、持ち運びやすいんですが、どうしても単行本を買ってしまいます。
本の装丁、マジ芸術的♪