奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

意外な出会い(笑)

昨日、友達と百合映画「赤×ピンク」を観てきました。
先日ブログでぼやいてたのを見て、友達が声をかけてくれました。



いや〜やっぱり「赤×ピンク」いいですね。
女の子達可愛いですし、アクションシーン格好いいですし、ベッドシーンエロいですし、カップルのやり取り萌えますしw
見終わったあとは友達とどこが良かったか談義です。
映画館から歩きながらずっと。
周りに誰がいても関係なく「あのシーン良かったよね〜」といちゃいちゃシーンについて詳しく談義するアホ2人w
「皐月みたいな彼女いいわ〜」とか「ミーコみたいなお姉さんはどこで出会えますか!」とか。




映画を観て満足したあと、少し買い物をしてから夕飯です。
新宿に来ると、自然と三丁目に行ってしまいます。
新宿駅近くの方が居酒屋とかが多いんですが、三丁目の方がパスタとかのレストラン系が多いので。
いつか女の子とデートするときがきたときのために美味しいお店を開拓中ですw
デートで三丁目でご飯を食べたあとは二丁目のゲイタウンに行って、バーで1杯という算段です。
ええ、アホな下準備してるダメ姉妹ですw
でもほんと新宿三丁目は美味しいお店が密集してるのでオススメ。



今回はいつも気になりつつも素通りしてたお店に入ってみました。
その名も、どん底!!



通りから横道に入ったところにどん底という大きな看板があるので気になっており、フラれてどん底気分になったら入ろうかって言ってたんですが、特に入りたい店がなかったのでここにしようかと。



中は隠れ家的な雰囲気があって、狭いんですが居心地の良いお店です。
料理も美味しくてボリュームもあるので、頼みすぎに注意ですw



店長達はカウンター席に通され、調理場をチラ見しながら美味しくご飯食べてました。
隣の人がどく度に詰めてくださいとなぜか一席ずつズレていく感じ。
けっこう料理を頼んでいたので、ズレる度に大移動ですw
たまたまお隣さんがお一人様だったので、一席空けるともったいないので詰めさせられたんでしょうね。



2回移動してたら、お隣にいた人に「あら、豪華ね」と話しかけられました。
お隣にいた和服の50過ぎくらいのオカマさんに。



「ええ、頼みすぎちゃって」と普通に答えたんですが、たぶん店長がジロジロ見ちゃってたんでしょうね、「こういう人も来るのよ」とおどけて言ってくれました。
お化粧が上手かったので、ただの体格の良い女性かなとも思って見ちゃいました。
年齢を重ねると男性も女性も大して変わらなくなると言いますので、パッと見、悩んでしまいました。
ジロジロ見てごめんなさい。



だからこちらも「いや、こっちも似たようなもんなのでw」と答えました。
「え?」
「二丁目に行くような感じです」と。



二丁目に行きたいけど、店が分からないので1、2回くらいしか行ったことないと言うと、知り合いのお店を教えてあげると言ってもらえました。
知り合いの人が9時くらいになったら帰ると言うので、ちょうど8時だったのでもう少しだけお店に居てから出掛けることに。
ちょいちょいお話しました。



「男性の経験は?」
「いや、ないですよ」
「え?男性と経験して嫌になったとかじゃないの?」
「ないですよ。気づいたら女の子が好きだったんですもん」
「あら〜。聞いた〜?」
と、カウンターにいる店員のお兄さんに話を振るオカマさん。
詳しく話をすれば、男性とお付き合いを考えて、機会があればお付き合いをしようともしましたが、お付き合い前の友達期間でメールのやり取りしてただけで拒否反応を起こしてたので、付き合うとかしたら自分も相手も傷つけるのが分かってたので、しなかっただけです。
たぶん手を繋いでデートやキス、好きなフリをするのは出来ても、ベッドインしたら悲鳴あげるんじゃないかなって感じだったので。
悲鳴上げないにしても、早く終わればいいのにって祈りながらしてたら同じですけど。



まぁそんなことを言うわけにもいかないので、なんて言おうか迷い、とりあえず「そちらはいつから男性を好きになったんですか?女性を経験してからなんか違うなって思ったんですか?」と。
なんとなく自分への違和感を感じて、「正常にならなきゃ」と足掻くかどうかは個人差があると思うので、相手の話を聞いた方が早いかなと。
まぁ「正常ってなんだよ」って感じではありますが。
ちなみに店長は自分を異常とは思わず、「ああ、やっぱり」とあっさり受け入れました。
それよりも初恋が19歳で、それ以前までは人を好きになれないことの方が少し寂しいと思ってたので、やっと好きな人ができたと喜んだくらいですw



「いつ?」という質問にどう答えようかと迷ってる様子のオカマさん。
そしたら「身体を変えたいけど、それで女の人を好きになりたいのよ」と。
「ああ、なるほど」
オカマさんだからと言って男性が好きと考えるのは失礼でしたね。失敗失敗。
「そういう方もいますよね。女の人になって女の人を好きになる人」
MtFレズビアンって言おうと思いましたが、ご年配はそういう言い方しないのかなって思って言いませんでした。
「そうなのよ。結婚してるんだけどね」
「奥さんは知ってるんですか?」
「知らないのよ」
「そうなんですか。奥さんが受け入れてくれる人だったらよかったですね」
「私と結婚する?」
「えー、親に紹介したらビックリされますよ」
「すごい年上ですもんね」
「しかも重婚w」



そんなこと言ってたらふとオカマさんが店長をじっと見て、「あなた、意外とおっぱい小さいのね」と。
店長、座るときの姿勢が悪いですし、そのときはだぼっとした服を着ていたので、胸が分からないようになってました。
だから「そんなことないですよ!」と服を引っ張って胸を強調する店長(アホ)。
いきなりやるからオカマさんが逆に照れてしまい、友達から「店長さん恥じらいを持って!」と言われましたw
別に貧乳なわけでも巨乳なわけもなく、まあまあの大きさの胸で、割りと自分的に気に入ってる大きさなので自慢したくなってしまいましたw
そんな店長素面ですw



アホな話をしつつ、そろそろ行こうかといざ二丁目へ。
微妙にセクハラ紛いの失礼な質問もありましたが、一応ビアン仲間と思いスルー。
セクマイ同士って知らないこと多いから、聞きたがる人けっこういるんですよね。
目的の店に行くまでには少し時間があったので、新宿二丁目にあるビアンバーをいくつか教えてもらい、いろんなお店を紹介してもらいました。



9時ちょい過ぎにお目当てのお店の人に会えて、ビアンバーに連れていってもらいました。
いろいろありましたが、これ以上書くとさらに長くなりそうなので割愛w
今回行ったお店のママさんに言われたんですが、出会いを求めて二丁目に来るだろうけど、初めてなら人の少ない店に入ってママさんとお喋りをして、オススメのお店を紹介してもらうのが一番だと。
人の多い店で誰とも喋れなかったら、つまらなかったっていう印象しか残らないから
なるほどって感じですね。
前に大阪のママさんからも聞きましたが、ママさんに気に入られたら、常連でその人と相性の良さそうな人を紹介してくれる可能性もあるからって。




二丁目に行きたいねぇと言いつつも、バーの場所を下調べせずにいたので行き損ねてたのですが、今回まさか三丁目のご飯所でこんな出会いがあるとは思いませんでしたw
なかなか面白い一日でした(^o^)




そういや、会う人達から店長と友達を見て「カップルじゃないの?」とか「ここはくっつかないの?」とか「2人でそこのホテル使ってくれば?」とか言われたんですが、残念ながらカップルになる可能性は低いですね。
気がつくとちょいちょい遊んでるんですが、会う度にお互いのダメダメ報告が始まり、ダメっぷりを非難し合い、自分の面倒くさいところに落ち込むのを相手が慰めるというパターンなので、恋愛に発展する気配がない。
あとせっかく出来たビアン友達を、恋愛に昇華して面倒くさい関係になるのがもったいないということもあります。
似た者同士なので、自分のダメっぷりを聞いてもらうのにいい相手なんですよね。



ビアン同士だからといって必ずしも恋愛に発展させないといけないということもないので、こういう関係もありだと思います。
ましてセクマイって、環境や考え方で意見が変わってくるので、自分と同じような考え方を持ってる人と出会うのはけっこう貴重です。
男性経験ゼロのビアンとか、男性に裏切られてビアンになったとか、元々はバイだけど女の子の方が相性いいからビアンになったとか、結婚や子供願望のあるビアンとか、言えばキリがないほど多種多様です。
だから考え方の近い人と友達になれるのはラッキーなことだと思います。
皆さんにも良い出会いがありますように(*^^*)