奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

家族っていうもの。。。

映画「零〜ゼロ〜」の主題歌が天野月じゃないと確定してしょんぼり気分な店長です。こんばんは。
昨日家に帰ったらリビングに店長と兄貴のアルバムが大量に置いてありました。
震災のせいでほとんどの写真がダメになってしまった祖母に、母が祖父母の写ってる写真を見せていたそうです。
店長が食事してる最中だというのに「見て見て!」と写真を母が見せてくるので、行儀が悪いと思いつつ、茶碗を持ったまま母とアルバム見てました。
兄貴が産まれたとき、母は28歳で父が29歳なので、今の店長と同じくらい。
両親若いですw



「お祖母ちゃん、このとき55歳くらいだって。60歳で孫持つのも早いと思ってたのにねー」
と母が言ってくるので、内心では「兄貴にも元嫁との間に一応子供いるんだから、オカンもお祖母ちゃんやん」って思ってましたが、これ言うといつも駄々をこねるのでそっとしておきました。
もし兄貴の子が「本当のお父さんに会いたい」とか言って会いに来たら、オカンとか普通に家に入れそうですけどねw
あ、念のため言っておきますが、「俺の子じゃない!どこの男と子供つくってきたんだ、この売女が!」とかいう展開ではないです。兄貴めっちゃ子供好きなのでw



話それちゃいましたが、アルバム見てると、自分の顔なのに赤ちゃんというだけでニコニコしちゃいますよね。
カメラに向かってというよりも、カメラを構えてる両親に向かって笑っているので、「好きだよー」っていうのが伝わってきます。
両親と兄貴に囲まれて、たっぷりの愛情を注がれてるのが伝わってきます。
写真の中には「普通の幸せな家庭」が入ってて、ちょっと泣けました。
いまだに両親が揃ってたらどんな風に違ってただろうかと夢想しますが、考えても全然わからないので諦めます。
とりあえず兄貴がもう少ししっかりしてたかなぁとも思いますが、父と喧嘩ばかりしてもっとひどい結果になってたような気もするので、考えるの諦めますw



「普通の幸せな家庭」って難しいですよね。
それなりに問題はどの家庭でも抱えているものですし。
中学校のときクラスメートがやたらと店長に「何かあったら相談してね。何かつらいことない?」と連日言ってくるので、「ないよ」とは答えてたんですが、あんまりにもしつこいので「父親が死んでつらい」と答えたら、ちょっと困った顔をしたあと「……うん、でもね、もっとつらい人もいるんだよ。あなたはマシな方だよ」って言われました。
店長の父親が病死した数か月後に、クラスメートの母親が学校で自殺しましたし、翌年にはクラスメートの母親が病死しました。
小学校低学年で父親が事故死したクラスメートのことも知っています。
片親の家庭は意外と多いです。
12歳まで父親がいて、母ではなく父が死んだ私はマシな方なんですって。
納得してる反面、両親の揃ってる人には言われたくないと思ってしまいました。



高校のとき、ちょっと仲の良かったクラスメートが、店長と同じように母子家庭で、いろいろと苦労してたそうです。
前向きすぎるところが嘘っぽくて苦手ではありましたが。
寝ている間に母親に髪を切られたとか、バイト代は母親に全部取られるとか、新しいお父さんはあまり好きじゃないとか少し嘘っぽい話をしており、「でもつらくないよ。世の中にはご飯も食べられなくて死んじゃってる子もいるんだから、そういう子に比べたら私のなんてつらくないよ。そういう子に比べたら私はずっと幸せなんだって思うと頑張れるの!」と言ってました。
うん、食糧難の人に失礼だからそういう言い方するなよって内心思いました。
すごい上の方から見下ろして喋ってるよね?
びっくりしました。
そもそも痛いのやつらいのは自分なんだから、他人と比べてもしょうがなくないか?
その他もろもろの気持ちはありましたが、「へぇ〜」くらいで済ませました。



先日観に行った「思い出のマーニー」で「あなたは恵まれているわ。私はあなたになりたかった」というセリフがあります。
ネタバレすると面白さ半減してしまうので、内容については全然レビュー出来ないんですが、あそこのシーン苦手です。
相手がどんだけ恵まれていて、自分がどんだけ恵まれていなかったか不幸自慢するのはうんざりです。
まぁこんだけ不幸自慢っぽい内容のことをだらだら書いてる店長が言うのもなんですが、相手がどんだけ恵まれているかなんてのはその本人が決めることであって、他人が指摘することじゃないと思います。
環境が恵まれてたって心や体が痛いことだってあるんですから、他人には分からないことです。
自分の痛みが他人に伝わらないのと同じで、他人の痛みは自分には伝わりません。
杏奈が周りからどんだけ愛されていても、耳を塞ぎ目を閉じて拒絶してるのがどういう気持ちからなのかは杏奈にしか分からないと思います。
相手の不幸や幸福を勝手に決めつけるのはやめてもらいたいです。



…なんか話が逸れ過ぎちゃってよくわからなくなってしまいました。
本当は、赤ちゃんの写真見て、「普通の幸せな家庭」っていいなって思いました。
でも店長は来世でもレズビアンとして生きたいです、みたいなことを書くつもりだったのにw
「普通の幸せな家庭」には憧れますが、お互いを尊重し合い、たくさんの愛情を注ぎ合う幸せなビアンカップルになるのが今一番の憧れです。
子供がいなくても、手を取り合っていつも笑顔でいられる家庭だってたくさんありますから。