奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

映画「ジェンダー・マリアージュ」渋谷で上映決定!

何度も同じ映画の宣伝で申し訳ありませんが、



渋谷アップリンクにて
3月12日(土)〜25日(金)
ジェンダー・マリアージュ』上映決定!!!


公式HP
http://unitedpeople.jp/against8/


<あらすじ>
同性婚が合法とされていたアメリカ・カリフォルニア州で、2008年11月、結婚を男女間に限定する州憲法修正案「提案8号」が通過。同性婚が再び禁止されることになった。この「提案8号」を人権侵害であるとして州を提訴したのが二組の同性カップル。クリス&サンディとポール&ジェフ。アメリカ合衆国最高裁判所で婚姻の平等が初めて争われることになったこの訴訟のもと、かつてブッシュ対ゴアの大統領選で敵同士だった2人の弁護士、テッド・オルソンとデヴィッド・ボイスも手を取り合う。
愛とは、家族とは、人権とは…。セクシュアリティの違いも保守派・リベラル派の違いも越えて臨んだ、彼らのかつてない闘いを、5年以上に渡り撮影し続けた感動のドキュメンタリー。



都内と大阪で上映箇所が増えたようです。
渋谷のは日中の上映になるそうですので、まだ観に行っていない人は是非ともチェックしてください。


東京都 渋谷アップリンク 3月12日(土)〜3月25日(金)
愛知県 名古屋シネマテーク 3月5日(土)〜3月11日(金)
長野県 塩尻 東座 4月2日(土)〜4月15日(金)
大阪府 淀川文化創造館・シアターセブン 2月20日(土)〜3月4日(金)(※2月28日(木)は休映)
兵庫県 神戸アートビレッジセンター 2月13日(土)〜2月19日(金)
福岡県 中洲大洋映画劇場 2月20日(土)〜2月26日(金)




店長が見に行ったシネマアート新宿のとくは、62席の方で上映していたので、すぐに席が埋まってしまいました。
上映の2時間前に行ったのに、前列くらいしか席が残っておらず、立ち見が何人かいました。
すごいw



内容は2008年から2013年の裁判を撮ったドキュメンタリー映画です。
同性婚が合法で、いろんな人に祝福されて幸せの中にいたのに、ある日突然一つの提案が可決されたことにより、結婚が無効になってしまったのです。
それってすごくショックですよね。
映画の中でも「自分と同じ州に住む人々に結婚する権利を奪われたんです」と言ってました。



裁判で、ジェフが「自分自身のこと以上にポールのことを愛してる」と言った瞬間、うわー!って泣きそうになりました。
しかもポールも、「そう言われた瞬間、自分も同じ気持ちだと気付いたんだ。僕も自分自身のこと以上にジェフを愛してる」って言っていて、うわー!なりましたw
「なぜ結婚したいのですか?」と同性カップルに聞くけど、異性カップルが結婚したいと思う理由と同じだと思います。
大好きなパートナーと家族になりたいだけです。
すごく愛に溢れていて、何回か泣いてしまいました。
劇場内でも鼻をすする音がちらほら聞こえました。



すごくよかったんですが、正直、裁判の内容をもう少し詳しく記録しててほしかったです。
どんな会話がされ、「なんで結婚したいの?」と言ってくる相手になんて返したのかすごく気になります。



2015年にアメリカ全州で同性婚が認められるようになったんですから、この裁判だって勝ったんだろうとオチは分かっていても、裁判に勝った瞬間は拍手したくなりました。
5年間、すごく長い戦いでした。
それに、この二組のカップルが勝ってくれたおかげで、2015年にアメリカ全州で同性婚が認められるようになるきっかけになったと言っても過言ではありません。
まさに「全米を揺るがした同性婚裁判」なんです。



劇中で、「差別により自ら命を絶つ若者を出してはいけません」とスピーチする若者がいます。
日本もそういうことを考えてほしいです。
「気持ち悪いから表に出てこないでほしい」という自分勝手な意見で亡くなる人がいます。
あなたの不快感と、人ひとりの命のどちらが大切なんでしょうか。



クソドラマ「偽装の夫婦」で、「異性愛者と同性愛者、違うところよりも同じところの方が多い」みたいなことを言っていましたが、その通りだと思います。
愛する性が違うだけで、人を愛するという根本的なところは同じです。
この映画が少しでも多くの人に見てもらい、「結婚」というものについて考えてもらえるようになったらいいなと思います。