シークレット・シーズン(早川倉理)
シークレット・シーズン―あの娘のこと憶えてる? (新風舎文庫)
- 作者: 早川倉理
- 出版社/メーカー: 新風舎
- 発売日: 2006/03
- メディア: 文庫
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<あらすじ>
「大丈夫よ。だって珠には私がいて、私にも珠がいるんだから。これからずっとよ。それだけですごく心強くない?」
――珠と美矢子、二人が分かち合ってきた感情は、お互いを支え、ふたりだけの道を切り開いていく。それは珠を愛していると公言する男の登場で、さらに明白なものとなっていく――
女の子同士の絆を描いた「MIYAKO・TAMA」シリーズ7編の他、女の子にしか分からない友情と愛情の形を繊細なタッチで描く全23編。親友というだけでは語りつくせない思いを描く、珠玉の短編集。
以下ネタバレ
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23編中ほぼ百合。っていうか全部百合w
『真綿色のリボン』
イカ天を作るという明帆を止めるため、彼氏とのデートを断ってしまう奥音。そんな風に彼氏よりも明帆を優先してしまうことは数知れず。ついに我慢出来なくなった彼氏は……。
『日々ぐるぐるりん』
彼氏に真顔で「愛してる」なんて言われたら別れたくなると梨花が言った。空見にはそのことが不思議で、なぜ?と思っているうちに、気がつくと梨花のことを考えているようになり……。
『その選択、ハイリスク・ハイリターン』
なぜ家族じゃないと離れ離れになってしまうのか。小さい頃から勇緒と家族になりたいと思っていた未咲は、ある計画を立てる。しかしその計画には問題が……。
むは〜っ( ´艸`)
好きだけど、その気持ちは相手には伝えてはいけない。相手の幸せを望むなら、傍にいるだけでいい。一番近くに・・・って感じの思いがいいですよね。
余計な描写がないところや設定のおもしろさ、甘々な雰囲気が店長のツボにハマりましたw
新風舎でこれほどツボるものが出てくるとは!って気分です。
ガチから友情からすべてありますって感じで、『真綿色のリボン』の「女にはね、赤い糸の縁さえも二の次になっちゃうくらい心に気持ちいい友達に巡り会う時があるの」というセリフが、女の子同士の絆を描いたこの一冊のすべてを物語っているかも。
「RITSUKO・HITOMI」と「MIYAKO・TAMA」はシリーズになっていますが、どれも10ページ前後のSSみたいな感じの読みやすい作品です。
200ページとふつうの文庫くらいの厚さですが、気持ち高いのがちょっと。。。
ですが、百合短編集として買って損はないかと!
甘々からちょっと切ないのまで、読み切り百合漫画を読んでいるような気分になるこの作品、おすすめです!
はい、ここまで読んで気になった方、もしくはもう読んで気に入ってる方、朗報です!
早川倉理さんの新刊、
『ガールズBOX』が2月上旬に発売されるそうです!
ワーヾ(´ω`=´ω`)ノワー
今度は日本文学館さんから出るそうですが、『シークレット・シーズン』同様、百合短編集となっているそうです。
いや〜楽しみですね♪ウザくなるほど宣伝しますよo(>∀<)o
たぶん発売されれば、アマゾンのなか見!検索とかで読めるようになるかと。
ただ、本がまだ完成していないので、購入や問い合わせへの対応がまだできないということなので、2月まで大人しく待ちましょう☆
楽しみ♪楽しみ♪
浮かれすぎ( ´д`)=〇)´ν゜)・;'。自粛します