奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

文庫の表紙


悲歌 (角川文庫)

悲歌 (角川文庫)



ぶっはwww
1月25日(金)に角川より発売される中山可穂さんの「悲歌(エレジー)」の表紙の画が出ました。
まさかの少女同士の表紙!
嫌いじゃない!嫌いじゃない!むしろ大好きだ!!!
だがしかし!
内容的にそれほど割合を占めていないエピソードを表紙に持ってきてる!www


楽家の忘れ形見と愛弟子の報われぬ恋「蝉丸」。
隅田川心中した少女とその父の後日譚「隅田川」。
変死した作家の凄絶な愛「定家」。
能に材を採り、狂おしく痛切な愛のかたちを浮かび上がらせる中山可穂版現代能楽集。

能楽にインスパイアされた、幻想と幽玄のなかに濃密な愛の姿を描き出した完成度の高い作品集。
日常を突き破り、ちぎれそうに痛む心を鷲掴みにするこの力、半端じゃない!

「ちぎれそうに痛む心を鷲掴みにするこの力、半端じゃない!」ってキャッチ書いた人に拍手したい。
まさに中山可穂は心を鷲掴みにする作家です。



でも、表紙はどうなん?
これって百合スキーを釣るための餌か?
読了した人はわかりますよね?
表紙の少女は、「隅田川」の隅田川心中した少女です。
この話、後日譚とカメラマンの女性がメインw
少女たちを表紙に持ってくるには、表紙詐欺と言われても仕方ないかも;



表紙の雰囲気はすごくいいんで、このタッチで「蝉丸」の蝉丸と逆髪を書いて欲しかった。
単行本の半分を占めている「蝉丸」。
これがメインでもよかった気が。。。
楽家の愛弟子(♂)と、双子の姉弟の三角関係。
百合スキーに怒られそうな、男×男×女のエピソードです。



うーん(-.-;)
ま、中山可穂スキーは気にしないからいっか。
単行本を持っているのに、文庫も欲しくなってしまう中山可穂スキーですw