奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

大奥〜最凶の女〜

年末に騒いでいたのですが、先週23日(金)に放送された沢尻エリカさん主演の「大奥〜最凶の女〜」は見ましたか?
ものめっさよかったです!!!
DVD化期待!!!w



「大奥」沢尻エリカ主演 豪華キャスト競演! 特報3


公式HP
http://www.fujitv.co.jp/oh-oku/index.html


<あらすじ>
これは11代将軍・徳川家斉成宮寛貴)の壮年期の物語である。
ある晩、降りしきる一面の雪のなか、一人の武士・中野清茂(板尾創路)が智泉院の住職・日啓(田中要次)を訪ね、赤ん坊と大金を託して育てるように頼んだ。
14年後、お美代(沢尻エリカ)は誰もが認める美しい少女に成長していた。お美代は日啓と密会していた清茂のことを父上だと思い中野邸を訪れるが、そこで清茂から、お美代は10代将軍・家治と側室・美乃の間にできた子であることを聞く。さらに、家斉を将軍にしようと画策する一派によって、家治は毒を盛られて亡くなり、命を狙われた美乃もお美代を産み落として亡くなったという事実を知らされる。涙を流しながら話を聞いたお美代は両親の無念を晴らすため、大奥に入ることを願い出る…。



以下ネタバレ



                                                        • -


まぁそんな感じで前半1時間はお美代の出生や、男児を産んだ邪魔な側室に美形の坊さんをあてがって将軍への愛を諦めさせたり、奥女中達を月に一度のお寺参りと称して美形の坊さん達との逢瀬をセッティングしたりとそんな感じです。
大奥に入る前、雨宿りしてた先で男性から「おまえ綺麗だな…天女様みたいだ…」とか言って路地裏に連れ込まれそうになったり、養父の坊さんに折檻された後にレ〇プされたり、そこらへんはけっこうきついです。
しかもオットセイ将軍と呼ばれている成宮寛貴による「うひょひょwうひょひょw」みたいなシーンもあるので、正直げんなりです。
っていうか、大奥ってこんなにエロいシーン多かったか!?w



そして後半、美形坊さんサロンでメロメロになっている奥女中達に対してほくそ笑むお美代。
そんなお美代の前に、中庭でぽつんといるまゆゆことお志摩が現れます。
いえーい!やっとまゆゆ登場ー!
カエルの交尾を「生き物のまぐわう様というのは、どことのう哀れなおかしげなものです」と見つめるお志摩に興味を持つようになるお美代。
男女のドロドロしたものを見続けていたお美代にとって、「男に興味などありませぬ」と言い放つお志摩が特別に見えたんでしょうね。



将軍と寝所を共にしていたけど、将軍のいびきにうんざりして寝所を抜け出すお美代。
隣の部屋にいる当番の奥女中の元に行ったら、そこにはお志摩が。
寝所に戻るようお願いするお志摩を無視し、一緒の布団で寝ようとするお美代。
ふあああああああ!



「男の隣は熱いし臭くて堪らん。それに比べて女はいい匂いがして柔らかくて冷たくて気持ちいい」みたいなことを言って、うっとり顔でまゆゆの頬に頬ずりするエリカ様。
ふあああああああ!
ありがとうございます!ありがとうございます!



その日を境に仲良くなるお美代とお志摩。
一緒に遊んだり、中庭でこっそりキスしたり、誰もいない倉で逢瀬を重ねたり。。。
倉に入ったときは「濡れ場か!!?」と期待したんですが、濃厚キスシーンで終わってしまいました。
それでもけっこうがっつりやってたので、ニヤニヤしましたw




あと一緒にお風呂に入るシーンはすごかったです。
昔、養父である坊主に襲われた時のことを告白するんですが、まゆゆがぴったりとエリカ様の後ろにくっついていて、涙するエリカ様の頬に自分の頬を寄せるんです。
ふあああああああ!





もうほんといい百合でした。
特に、将軍様がお志摩に目を付け、「初やつよのぉ」などと今夜の相手をするよう合図を送ると、お美代が動揺します。
そして、将軍のご寵愛を特に受けている特権から、お美代みたいな地味な子の相手をすると品位が下がるとかなんとかいちゃもんをつけ、将軍を諦めさせようとします。
しかしオットセイ将軍とまで呼ばれて性欲の強い将軍は渋り、なかなか諦めてくれません。
そんな将軍の態度につい「私が嫌なんです!!」と大声を上げてしまいます。
ぶはっっっwww
そうですよねー。
好きな女性が他の男とするなんて耐えられないですよねー。
嫉妬しちゃいますよねー。



「そなたの肌に、男が触れると思うと虫唾が走る。可愛い人、誰にもやらぬ」
ヤバいヤバいヤバい。
エリカ様の愛が一途過ぎてニヤニヤが止まらない。
あんな風にまっすぐ見つめて言われたいわぁ。
エリカ様>>>>>><<<まゆゆみたいな愛の強さを感じます。
人間の嫌なところばかり見てきたお美代にとって、お志摩はかけがえのない存在だったんでしょうね。



いつもだったらここで終わりにするんですが、もうラストの素晴らしさを語らずにはいられないので、オチまで書きます!
実はまゆゆは坊さんサロンをネタに乱れた大奥を壊そうとしていた人物が送り込んだスパイ。
将軍もだけど、坊さんサロンを企画立てていたお美代も失脚させようとしていたのです。
うわー、こんなにもラブラブだったのに、お美代は利用されただけだったのかー!?
それを知ったお美代は、密会で使っていたあの倉でお志摩を殺してしまいます。
「何故裏切った……そなただけを愛しておったのに……そなただけを………」



わああああああああ!!!
そして、ふと我に返ったように亡くなったお志摩を抱き寄せ泣きながら何度も名前を呼びます。



わああああああああ!!!
ツラいツラいツラい。
邪魔者は遠回しに排除していったお美代が、直接殺してしまったことで、お美代の愛の深さが窺えます。
裏切られて、殺さずにはいられなかった。
心から愛していたから、直接手をかけずにはいられなかった。



ほんとツラい。
全百合好きが泣いた。
しかも、まゆゆが死んでから心から笑うことがなかったとか本当に愛してたってのが伝わってきて切ない。
悲恋ではありますが、これほど素晴らしい百合があるでしょうか。
めちゃくちゃよかったです。
これはDVD化を期待します。
次週29日(金)の「悲劇の姉妹」は姉妹百合として期待できるかもしれません。
フジテレビは百合クオリティが高いですw



あ、そういえば正室役で光浦靖子さんが出てたんですよ。
将軍が「初やつよのぉ…」と言う度にお歯黒をチラ見せしながら変顔してた正室光浦靖子さんが。