絵本「けっこんしようよ」
ツイッターで興味深い絵本の紹介が載ってました。
うちの4歳が借りてきた絵本「けっこんしようよ」がやばい。女の子がくまのぬいぐるみと結婚式をする。女の子が女の先生と結婚式をする。男の子が図鑑と結婚式をする。男の子がひとりで結婚式をする。女の子が結婚しない式をする。全部、みんなが祝福する。幸せしかないこの絵本の初版1990年。凄すぎ。 pic.twitter.com/v969ZZCc2n
— こめぬか (@komenuka3) 2017年11月29日
「けっこんってすてきだな」に留まらず、「ひとりでけっこん」も「けっこんしない」も全部全部おめでとう。わし、震えたわ。言葉が見つからない。わしはこの絵本を、わしのこどもに、しみこむように読み聞かせなければならぬと、勝手に決意した。 pic.twitter.com/2cZaRVzgL7
— こめぬか (@komenuka3) 2017年11月29日
どっちもはなよめさん。女の子がはなむこさん。男の子がはなよめさん。男の子と男の子がけっこん。全部全部、普通に受け入れられて、普通に祝福されていく。これが1990年にすでに絵本として出版されていたことの衝撃。ああ。衝撃。 pic.twitter.com/9lJIRUKKUy
— こめぬか (@komenuka3) 2017年11月29日
- 作者: 新沢としひこ,今井弓子
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 1990/12/07
- メディア: 単行本
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<あらすじ>
「あたしけっこんすることにしたの」ちこちゃんは、ぬいぐるみのくま、ずんと、とっこちゃんは、はるなせんせいと、つくしくんとてこくんは、だいすきなずかんと、たあくんはひとりで、けっこんしきをあげました。どのしきも、せいだいに、おこなわれました…。げんきな6にんのこどもたちと、はるなせんせいのいるドレミファえんで、いっしよにあそぼ。
女の子が女の先生と結婚式したり、男の子が男の子に「あしたはぼくとけっこんしようよ」と言ってるのいいですね。
結婚したり、結婚しなかったりいろんな形がある。
しかし1990年でこういう絵本が出てくれているのに、2017年の今の結婚観が変わらないのがしんどい。
これを機にこの絵本が流行ってくれたらいいのに。
絶版なので入手困難です。
(後日、作者さんへのインタビュー記事が載りました→http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1712/05/news113.html)
このツイートが流れてきたのと同じタイミングで、ヤフーニュースで素敵な話が載ってました。
渡辺直美×高橋みなみ×山里亮太 LGBTで悩む19歳に真剣アドバイス
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171130-00010006-tokyofm-ent
「男がいいのか、女がいいのかというよりは、自分が好きな人と楽しい時間を過ごす、というのはどう?」という渡辺直美さんの言葉がいいです。
一昔前なら「いい男性と出会ってないだけ。いつか男性を好きになるよ」とか言われてただろうけど、こうやって「同性を好きになっても変じゃないよ」と言ってくれる人が増えたことが嬉しい。
「普通じゃない。普通にならないと」と悩む子供たちが一人でも減ってほしいです。
もちろん、大人になってから自覚した人も、悩まずに済む世の中になってもらいたいです。