卒業式はマリファナの花束を抱いて(伊藤たかみ)
- 作者: 伊藤たかみ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1997/05
- メディア: 単行本
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<あらすじ>
「Girl Meets Girl.クスリ漬けのエミリに恋をした…(帯より)」
パパが再婚した相手には二人の娘がいた。年の離れた姉と、私と同い年のエミリ。私は一目でエミリを好きになった。わがままで可愛い春風。数年後、大学卒業を数週間後に控えている私は、恋人だった京介を追い出し、エミリとふたり暮らしをしている。UとDの間にはいたくないと、マリファナを吸い続けるエミリ。クスリ漬けのエミリ。そして私は……。
以下ネタバレ
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前から読んでみたいと思ってて、ついに手に入れた作品なんですが、、、
うーん、119ページでやるには内容が濃かったかも。
一気に読んでしまったせいか、読後は不思議な感じがしました。
いろんなクスリが出てくるので、おもしろいかどうかも賛否両論でしょうね。
個人的には、クスリがどうのこうの以前に、エミリに対するサラ(主人公)の想いをもっと描写してほしかったです。
男と女の違いを比較して、「やっぱ女の子がいいよね!」って描写が読みたいわけじゃないんですけど、京介よりも何よりもエミリが一番大切って描写が読みたかったんです。
大好きで大好きで、エミリのすることだったら、なんでも許しちゃう。
ってくらい。
姉妹だから言葉に出すことも許されない想い。
ってのでもいいけど。。。
もしや百合を期待しすぎ?
それと店長的に、あの嘘みたいに晴れた昼下がりのオチってあまり好きじゃないんですよね。
幸せを感じるほど天気がいいと、不安になってきません?
店長はちょっと。。。
夜中に一気読みしたせいで、違う意味で泣けてきました。
Girl Meets Girl.って言ってるだけあって、そこらへんはいいんですが、内容なんかは好みの問題になると思います。
まぁどのくらいの描写がされてるかは自分の目で確かめてください。
文庫化は・・・されないだろうな。たぶん。
どこかで見つけることが出来ればラッキーですよw