奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

ほかに誰がいる(朝倉かすみ)


ほかに誰がいる

ほかに誰がいる


<あらすじ>
「ほかに、誰がいる?わたしの心をこんなに強くしめつける存在が、あのひとのほかに、いったい、誰がいるというのだろう(本文より)」
あのひとの名前は賀集玲子。あのひとの声は、細く、高めで、わずかに鼻にかかり、語尾に余韻を残し、まるでびろうどのよう。わたしは心の中で玲子を天鵞絨と呼んだ。玲子はわたしを親友だと言うが、わたしは天鵞絨と「わたしたち」になりたかった。天鵞絨と繋がりを持つためならどんな苦しみも耐えられる、どんなことだって出来る……。




以下ネタバレ



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友だちに、友情以上の感情を抱き、密かな片想いモノなんですが、、、


なんていうか、怖っ!!



ほとんど主人公のモノローグっていうか、一人の世界。
玲子のことが愛おしいのはわかるが、愛し方が怖い。かなり暴走してる。


利用するために、男が登場したりするんですが、まあ大して気にはならないかと。
友情を超えた一方通行の想い、怖いですけど、おもしろかったです。




最後に、えーっ!なんでそうなるのーっ!!って気分にされました。店長だけかもしれないけど。