奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

レインボーカラー

よく見に行く、みやきちさんの石壁に百合の花咲くでおもしろい記事がありました。



「もうグ〜レイトじゃない」? ケロッグ虎キャラのLGBT広告にヘイト団体激怒
http://www.ishiyuri.com/entry/tony-the-tiger-in-pride-ads-outrages-some-people



記事内に載っている、

「虎は自分の縞を変えられない("a Tiger can't change it's stripes"、『人間の本質は変えることができない』の意)」

ということわざは初めて知りました。
自分のセクが嫌で悩んでる人には、「人間の本質は変えることが出来ない」というのは酷かもしれませんが、「なっちゃったもんは仕方ないじゃん♪」と開き直って受け入れるのも手だと思います。



言うのは簡単ですけど、実際受け入れるのって大変でしょうね。
親、兄弟、友人、その他の人たち、将来どうすればいいのって感じですから。
親は一番の難解ですけど、友達なんて結婚する年齢になれば疎遠になるもんですし、会社の人には適当に嘘ついていればやっていけるものです。
学生の間は世界狭いですけど、社会に出れば世界は広がります。
世界が広がれば壁もその分出てきますけど、社会に出た時点でもう大人なんですから、解決法はいくらでも見つかります。
29歳はそうやって生きていますw



そういや、まだ世界が狭かった学生時代、自分のセクを自覚してあれこれ試してた思い出の品が出てきました。
先日友達に、大学のサークルで書いていた小冊子を貸してて、自分でも忘れてたネタが出てきましたw
セクマイの人にだけわかるような小さなメッセージを含んだ作品です。
魚ではなく、野菜しか食べることができない猫。
押し入れから別の世界に行った少女。
虹をほしいと言った少年に7枚のハンカチをプレゼントする少女。



「異性に恋するのが普通、同性に恋するのは変」というのを、「猫は魚を食べるのが普通、野菜しか食べないのは変」ということにして、作った作品です。
あと、カミングアウトって、正式には「coming out of the closet」と言うので、クローゼット=押し入れってことで、押し入れネタを入れたりしました。
虹の話の方にも押し入れネタ入れてました。
「怖くないから出ておいで」と言わせてるあたり、店長も青かったなぁと思えてきますw



虹って日本だとカラフルなイメージしかなくて、けっこう看板とかいろんなものに使われています。
だから、さりげないアピールのためにレインボーカラーを取り入れるのもおもしろいですよね。
店長、前に黒いスニーカーを買ったんですが、黒に黒い靴ひもだったので、せっかくだからと虹色のひもを買って、付け替えました。
友達からは派手なひもだねってくらいにしか言われないので、気にせず愛用しています。
日本はセクマイに関しての知識は全然ありません。
だからこそできる、レインボーアピールですw
一人じゃないというお守りです。
虹を持ってて、何かの拍子にバレたら怖いと思うなら、虎でもいいですよね。
さっきのことわざの「虎は自分の縞を変えられない」という意味を込めて。
変えられないのだから、そのままの自分を好きになってください。



店長だってまだクローズです。
オープンでいられるのは街の喧騒の中のみです。
都会は周りを気にしないので、オープンで喋っていても誰も気づきません。
友達と話してたんですが、店長達はけっこう前から扉が見えていて、その扉の前に立っても、特に違和感なかったんだと思います。
街の喧騒にいるときはその扉を開けたり閉めたりして、自由に行き来してる感覚です。
でも、ある日突然同性を好きになってしまった人には、その扉が降って湧いたような感覚なんでしょうね。だから扉に触れるのさえ怖いんだと思います。
無理に扉を開ける必要はないので、とりあえず扉とどう折り合いをつけるかを見つけて行けばいいんじゃないでしょうか。