ルビーフルーツ(斎藤綾子)
- 作者: 斎藤綾子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1996/10
- メディア: 文庫
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<あらすじ>
『小猫の舌』、亜紀には蓮子という掛け替えのない恋人がいる。しかし亜紀は妻子持ちの宮島とも関係を持っている。以前、男とセックスしたのがバレて蓮子からヒドい目に合わされているのにも関わらず、男とのセックスを捨てられない亜紀。そんな亜紀に、ついに蓮子は……。
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6話の短編集となっており、すべての話にレズビアンの雰囲気が漂ってます。
レズビアンカップルの話もありますし、肉体的な関係は男性でも、精神的な部分では女性同士の繋がりがあるという話もあります。
男と絡んでも、最終的には女性とのラブラブエンドとか。
とりあえず前半の3話はSM色が強く、少しグロいです。
お尻の○にアイスピックを入れられる男性とか、複数の男性に×××される女性とか、強制乱○とか。
「男女の無理やり」ってのが苦手な人にはあまりオススメしません。
ですが、後半の3話はラブラブな雰囲気があって良いです。
個人的に『小猫の舌』が一番気に入ってます。
「亜紀は私だけのものよ。男と寝るなんて許さない。私を裏切ったら二度とセックス出来ないように、ここを糸で縫いつけてやるから」
「そんな汚れた体、もう抱いてやんないよ。男とやってりゃいいわ。亜紀なんか、二度と愛してやるもんか」
「嘘を言うんじゃないよ。嘘だったら、ペニスの入ってたここを、私に舐めさせることになるんだからね。そんなこと亜紀にされたら、私、死ぬからね」
ってセリフが、蓮子の亜紀に対する独占欲とか一途さが窺えていいんですよね。
お気に入りセリフがそれらかよ( ´д`)=〇)´ν゜)・;'。え?だめ?
結局、亜紀の行動に怒った蓮子が、裸の女と部屋で・・・
という展開になるんですが、その後の亜紀の情けない感じがまた堪らないですね。
またかよ( ´д`)=〇)´ν゜)・;'。あんなのがほしい
斎藤美奈子さんの解説に載ってるとおり、女性用のポルノって感じなので、苦手な人はご注意を。
作品としては十分おもしろいです。