奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

今月末発売です

今月31日に、松浦理英子さんの新作『奇貨』が発売されます!
画像もアップされてます!



奇貨

奇貨



ヤバイ!
ハァハァレベルでうれしい!
シンプルながら、登場人物を彷彿とさせる3色の波。
もう堪りませんな!
あらすじもいい感じに載ってましたし。<あらすじ>
『親指Pの修業時代』『犬身』で熱狂的な支持を得る著者5年ぶりの新作!
男友達もなく女との恋も知らない変わり者の中年男・本田の心を捉えたのは、レズビアンの親友・七島の女同士の恋と友情。女たちの世界を観察することに無上の悦びを見出す本田だが、やがて欲望は奇怪にねじれ――。
濃く熱い魂の脈動を求めてやまない者たちの呻吟を全編に響かせつつ、男と女、女と女の交歓を繊細に描いた友愛小説。





いやん、ちょーうれしい♪
すでに一度読んでるにも関わらず、めっちゃ楽しみです!
だって、『犬身』から5年ぶりの新作ですよ!
『犬身』だって、前作『裏ヴァージョン』から7年ぶりでした!
『裏ヴァージョン』の前と言えば、その7年前に出た『親指Pの修業時代』。
今回、ちょっと早いwww
2年早く新作出た!
うれしい♪うれしい♪





ふぅ、ちょっと落ち着きましょうか。
松浦さんの作品に関しては、店長のテンションMAXになります。
もうなんでこんなに好きなんだろう!ってくらいに。
いや、ホントなんでこんなに好きなんだろう?




レズビアン作品としては、中山可穂さんや森奈津子さんがいます。
どっちの作品も好きです。
中山可穂さんに関しては、松浦理英子さんと同じくらい寡作なため、新刊のレア度はものすごいです。
森奈津子さんの作品は学生の頃読みすぎたせいで、ちょっと食傷気味。
でも、中山可穂さんと松浦理英子さんは、定期的に読みたくなるため、もう何度も読み返しています。
その時その時で、本への感想が変わるんですよ。
おもしろいですよw



松浦理英子さんの『ナチュラル・ウーマン』、十代の頃に読んでもさっぱり分かりませんでした。
でも、主人公・容子と花世が別れたときと同じ22歳で読んだら、涙が出ました。
社会人になって数年経ってから読み返したら、花世が切なくて切なくてしょうがなかったです。



本は成長する、なんて誰かが言ってた気がしますが、まさにその通りですね。
自分が変われば、本も変わるんです。
何回も読みたくなる作家さんなんてそうそういないんで、とても貴重です。



まあそんなわけで、松浦理英子さんの作品がめっちゃ好きです!




あ、ここで一つ言っておかねばなりませんが、店長、作品が好きなのであって、作者に対してそれほど興味がありません。
作者について語られても上手く返せませんよ。
例えば、ブランドのシャネルが好きだからといって、創業者であるココ・シャネルが好きかって話ですよ。
ブランドはブランド、創業者は創業者。
作品は作品、作者は作者。
作者が作品にどんなメッセージを込めたとか、どのシーンにどんな比喩が隠されてるのか聞くのは楽しいので大好きですが、それ以外はあまり興味が湧かなくて。。。
本当に大好きな作家さんとかならまたちょっと違うかもしれませんけど。