奇妙な店長の戯言部屋

百合好きオタによる妄想と百合の戯言な日々

いろんな人がいるなぁ

いきなりの話ですが、ツイッターで仲良くなった友達の働いている最寄駅と、私がよく行くお客さんの最寄駅が近いので、タイミングが合えば一緒に帰るようにしてます。
先週金曜日、お客さんのところへ向かっている電車の中で、友達から「元カノが会社に来た。ヤバい」と連絡が入りました。
友達が3か月前に別れ、別れ話を聞き入れてもらえず、しつこくLINEが来てて、ちょっと怖くなってLINEブロックし、しばらく大人しかったのに最近電話が来るようになり、怖くて着拒してたら、会社に直で来られたという流れです。



「最寄駅に居るから、仕事終わったら迎えに行く」と連絡し、1時間後に仕事終わってスマホを見たら「そっちの近くの喫茶店に居る」「もう向こうは帰った」と連絡が入ってたので、もう帰ったんだと友達を迎えに喫茶店へ。
どこに座ってるんだろうとキョロキョロしてたら、「あ!」と声かけられてそちらを向くと、立ち上がってる友達と、横に座ってる元カノさん。



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笑うしかない。
帰ったんじゃないのか。
友達も「戻ってきたぁ」って、分かりやすい説明だけど、相手が居るのに気にせず言うし。



友達と元カノさん、3か月のお付き合いの末に、友達が「価値観合わなくてもう限界」と一方的に別れを切り出しました。
友達は病気持ちで、薬さえちゃんと飲んでいれば健康な人とほとんど変わりませんが、腹筋が1回もできないほど体力はゼロに近いです。
へなちょこな自分と、アクティブな元カノさんとでは、考え方や好み、価値観が違うと友達は言ってました。
しかし元カノさんとしては、そういうのがあるのなら合わせるから、もう一度やり直すチャンスがほしいと駄々をこねます。



離婚した夫婦の間に入る弁護士みたいな顔してながら、友達と元カノさんのお茶の席に同席した私。
元カノとしては部外者が同席するのは不満だろうけど、友達の会社に直接やってきたんだから、このくらいは許してほしい。
というか、別れたいと言ってるのに散々ごねて、2か月くらい前にも友達を待ち伏せしてやってきたよな元カノさん。
そのときも同じ喫茶店で、私と友達がお茶してる時だったので、こっちに来てもらいましたが。
修羅場〜♪修羅場〜♪とニヤニヤしてたんですが、友達が一切口を利かないので、私が代わりに話してましたけど。



「自分はまだやり直したい。着拒とかして彼女は全然話を聞いてくれない。彼女の気持ちを知りたいし、そうじゃないと成立しない」と言うので、「私が来るまで会話してましたよね?彼女には気持ちがないと聞きましたよね?……はい、じゃあ成立しましたね」と言っても別れようとしない元カノ。
これって、こちらが「YES」と言うまで帰られないやつ?
「やり直したいです」「無理です」で終わりじゃダメなの?
そもそも着拒までされててやり直せると思うの?



なんで急に冷めちゃったのかって言うから、「ちょっと話聞いただけなのでなんとも言えないですが、いろいろと不満が溜まってたらしいですよ」と。
「だったら言ってくれればいいのに」
「好きな人が自分のためにって選んでくれてることを嫌だなんて言えないじゃないですか」
「病気のこともあるから、自分も気を付けてましたよ。〇〇に行ったとき体力的に大丈夫かなと思ったし、××に行ったときもしんどくないかなって思った。△△に行ったとき自分的にもキツかったから大丈夫かなと思った。あとで本人からやっぱりキツかったと言われましたが」と。
思ったばかり口に出すのでムカついて「思ったって、当時思ったのか振り返って思ったか分かんなくなりますよね?思った、思ったって、思ったんならなんで口に出して言わなかったんですか」とキレた。
「健康的なあなたでもキツいなって思ったんなら、体力ゼロの友達は倍疲れてたんじゃないですか?気にしてたって言うのなら、無理やりにでも休ませればいいじゃないですか」と。



関係が拗れ始めた頃に、2時間くらい立ちっぱなしのライブに誘われたのも別れの原因の一つで、それは元カノも分かってたみたい。
「彼女にはキツいかなと思ったんですが…」と言うので、「なんでキツいと思ったのに、デートに行こうと誘ったんですか?誘う前にやめるべきでは?」と言ったら黙った。
「自分のために探してきてくれたものを誰だって断れないでしょう?キツそうだなって思うものは本人に聞く前に自分で選択肢から外してください」



「彼女は体力ゼロだから、デートにカラオケしかチョイスしない」と言ったら「全然気にしないです」と答えた数分後に、「夏はいろいろ人混みに連れて行ってしまって申し訳なかったけど、秋は秋の、冬には冬の楽しみがあるんだから、やり直すチャンスがほしい」と言ってて、カラオケデートは消えてた。
カラオケは季節無関係ですよ。



「彼女に合わせる」という割にはちょいちょい自分のしたい話をしてくるので、「彼女にはそれは無理です。好みが合わないんですよ。あなたに我慢させるのも彼女自身が我慢するのもダメなんですよ」と言うと「我慢なんてしてないです。全然気にしないので彼女に合わせます」と会話が最初に戻る。
「別れたくない気持ちも分かりますが、それはあなたの考えで、彼女を大切にしたいという割にはそこに彼女の気持ちはないですよね?」と言うと、「だから彼女の気持ちを聞きにきたんです」と答える。
さっきから何回ノーと言ってるか分からないし、何のために話を延長してるのかも分からない。



「もう彼女しかいないんです。家族や友人に相談してみて、みんな諦めるなと応援してくれてますし」
「えっと、、、友達から着拒されたことも言いました?」
「言いました」
「それで、周りの人たちはなんて言ってました?」
「電話に出られないくらい調子悪いのかなって言ってました。だから直接会いに来ました」



誰か一人くらい、フラれたんだから諦めろと言えよ!!!!!



「この子のどこがそんなにいいんですか?」とうんざりしながら質問。
「なんだろ、一緒に居るときの雰囲気とか…」と言ってる最中に、「この子ほんと面倒くさいですよ。週に1回は不安定になるし、休みの日は朝から晩まで連絡来るし。私が出かけてるって言っててもLINE来るし、同じドラマ見てるのにLINEガンガン送ってくるからドラマの内容が頭に入って来ないし。あなたにそれの相手が出来ますか?」
「え?問題ないですよ。できます、できます」
「自分の時間なくなりますよ。勝手なイメージですが、あなたは少しでも自分の時間がほしいタイプに見えます」
「そんな風に見えますか?全然そんなことないですよ」
「じゃあなんで付き合ってるときにそうしなかったんですか?あなたに会話を切られると、友達は暇になって私に連絡してくるんですよ?正直、付き合ってたときよりも今の方が優しくて熱心に話しかけてるように見えます」
「ええ!?そんなことないですよ!?」
うぜえなコイツって思ったときに友達が「そんなことあるよ。前は怖かった」とやっと重い口を開きました。



「あなたには気の合う、もっと素敵な人が絶対現れます。だからもう友達のことは諦めてください」
「でも、自分は諦められないからやり直すチャンスがほしいんです」
「いやもう、やり直したところで結果は同じです。こんなところで無駄な時間を使わずに、いい人見つけてください」
私ほんとなんなんだろう。代理人か。
もううんざりして沈黙ですよ。
「じゃあ、帰りましょうか」と元カノさんがやっと立ち上がってくれました。



初めて会ったときは「え?なんでこんなのに友達はあんなにメロメロになってたの?」と思ってしまった面食いな私。
2回目に見たときは慣れたのかそこまで残念に見えなかった。
ただ、友達に会うためなのか、ホストみたいな格好してるのが終始気になった。
そんな歩くカミングアウト状態で会社に来たのかおまえwww
もう二度と来ないといいな。



駅で別れるときに、終始うつむく友達に「最後なんだから目を合わせなよ」と元カノさん。
顔をあげても、体を半分私の影に隠してて、人見知りしてる子どもが母親に隠れてるような状態です。
「なにがダメだったのかなぁ」とぶつぶつ言う元カノさん。
「お互いに思ってることを言わなかったからじゃないですか」
「好きっていっぱい言ってたのに?」
「それだけ言えばいいわけじゃないです」と。
言いたいことは他にもあったけど、たぶんうまく伝わらないと思うので、言うのを止めました。




元カノさんすげぇなって思ってたら、後日私もすごいのに会いました。
現在、アバンセというレズビアンの出会い系アプリを使っていて、そこでやり取りをした女性と休みの日に会いました。



「男性との付き合いにうんざりして、もう男はいいや、女の子と楽しく遊びたい」というタイプの人。
恋愛感情を持ったことがあるかと聞いても、独占欲とか仲良くしたいなってくらいの気持ちと言ってました。
セクは人それぞれなので別にいいんですが、聞きようによっては「女の子とイチャイチャしたいだけのなんちゃってレズ」に聞こえなくもないので、注意しないとなぁという感想です。



しかもその独占欲というのが、ストーカー紛いの行為で、友達の元カノさんといい勝負。
前にすごく仲良かった友達とケンカし、向こうから連絡を切ってきたので、自分ももういいやとLINEブロック。
しかししばらくするとやっぱり側に居たいと電話し位まくり。
電話に出ない上に着拒され、相手の友達が住んでいるアパートまで行ったものの、何号室だったか忘れてしまい、おぼろげな記憶のままインターホンを鳴らす。
男性が出たので、友達の彼氏だと思い、友達を呼ぶようにしつこくいい、でも出てこないので「あれ?ほんとに部屋間違えた?」と諦めたそうです。



最初に違うと言われたときに諦めろよ!!!
怖いよ!!!



他のエピソードでも、FTMの友達と仲良くしてたんですが、FTMさんが彼女にばかり構うので、「彼女と別れてよ!私ともっと遊んで!」と文句言ったことがあるそうです。
そしたら相手も「仮に別れたら、おまえは自分と付き合うの?」と聞いてきたので、口ごもったそうです。



付き合わないのかよ!!!



しかもそのFTMさんが最近、父親が病気になったから連絡を控えたいと言ってきたそうです。
それを聞いて「タイミングが良すぎる。絶対嘘ついてる」と。



嘘つかれるほど拒否られてるなら諦めろよ!!!



いやもうほんとツッコミどころ多くて困りました。
やんわりと「そうなんだぁ」で済ませていましたけど。
ヤンデレ萌えwwwとか思ってましたけど、ほんとのヤンデレはちょっと無理そうです。
私のところの困ったさんはもう手いっぱいなので、近づきすぎないように気を付けようと思います。



ほんといろんな人がいるなぁと日々勉強させられます。